216  GOKIMUGI  2007年02月28日(水)
昨日は暖かかったですが、今朝はまた寒くなりました。昨夜の雨があがり、空気が澄んでさわやかな朝でした。通勤で利用しているモノレールの山田駅で虹が見えました。

1年生の学年主任が責任者になって発行している学年通信の名前がGOKIMUGI(五期麦)です。今日は2月22日発行の このGOKIMUGIをご紹介いたします。

もう一踏ん張り!!
今日で1年生の授業は終了です。芦間高校の校訓である「自主・自立」「共生」「創造」に則り、勉学に・クラブに・行事に励んだ1年であったと思います。あとは、学年末考査を残すのみ。明日から「入学者選抜学力検査」が始まります。(1年前を思い出しますね!)その為、君たちは23日(金)と26日(月)は、お休みになり、登校できません。土日もはさみ4連休! 学年末考査に向けしっかりと有効活用してください。というより、しっかり活用しなさい!! しなければなりません。
今まで、産社Aの時間やHR、進路説明会などでも繰り返し言ってきましたが、君たちの卒業後の進路には、1年生からの成績が非常に関係します。今、精一杯努力しておかないと3年生になってから、「あの時もうちょっと頑張っておけば良かった・・・」と後悔します。1・2学期の成績が
芳しくなかった人・・・挽回のチャンスです。
そこそこだった人・・・ワンランク上をとるチャンスです。
優良だった人・・・・・失速しないように!
 1年生の成績はこの最後のテストでまだまだどうにでもなります。成績(評定)が低くて困ることはあっても、高くて困ることはありません。テスト前だけ、テスト中だけ頑張っても本来は駄目なのですが、せめてテスト前だ・テスト中は、勉学に専念してほしいものです。

1年生に対する呼びかけですので、大変平易に書かれていますが、高等学校の1年生で最重要な点・・・「高等学校の評定平均値は1年生の成績も参入される」ことを、何回も指導してきた最後の指導であります。

1年生諸君、このことを十分理解して学年末考査に臨んでください。


215  今日から1,2年生の学年末考査です  2007年02月27日(火)
 入学者選抜と、土曜、日曜があったため、4連休になっていました1,2年生諸君は、今日から登校し各学年最後の考査に取り組んでいます。1年生は2限、2年生は3〜4限(ただし、日時により選択した科目の試験がある人の場合)までの時間割を組んでいます。本校は単位制をとっていますので、必要な単位を履修・修得すれば3年間で卒業できます。また英検・漢検などの資格を取得した場合にも単位として認定しています。そのような点で他の普通科高校とは少し異なっています。しっかり勉強していい点を取ってほしいものです。

 入試の間は静粛な学校でしたが、久しぶりに明るく、元気な声があちこちで聞こえる今日の学校です。


214  面接試験終了しました。  2007年02月26日(月)
 
 今日は平成19年度入学者選抜第2日目の面接試験を行いました。これは志願者に、特色ある総合学科を受検した志望動機を話してもらい、さらに自己アピールにより、入学への意欲を測るものです。23日と同じように、午前8時30分に体育館に集合し、点呼を受け、第1日目と同じ教室で待機し、5人ずつの班に分かれて15分間の面接試験を受けました。  
 今年は日程の都合で土、日をはさんでいたため、志願者はあまり緊張もせず、リラックスしているようでした。約2時間で全員の面接が無事終わり、志願者は中学校に帰って行きました。新聞発表によりますと、放送による英語のリスニングテストで、うまくいかなかった学校があったようですが、本校では無事に二日間の試験が終了し、一安心しています。


213  達人からのお礼状  2007年02月24日(土)
 本校では、将来の仕事や生き方などを探求する、総合学科だけの教科である『産業社会と人間』を、1年生で実施していることは、既に何回かここに書かせていただいております。そして、2月1日に、その道のスペシャリストにその職業の内容や、なぜその職業を選んだのか、仕事の上での喜びや悲しみなどを語っていただく『達人に聞く』という行事を行ったこともご報告いたしました。2月22日にその『達人』の中のお一人である、助産師の方から丁重なお礼状をいただきました。そのお礼状には、生徒が真剣に聞いていたことや、またご自身も初心に帰り、緊張を新たにする機会を得られたことが嬉しかったと書かれています。

 本校ではこの様な社会人の方から、授業をしていただく機会や講座がたくさんあり、我々教員だけでは指導できない事柄を、熱心に指導していただいています。今後もこの様な機会を持ち続け、生徒諸君に普通の教科・科目学習では学べないことを指導していきます。


212  入学者選抜第1日目無事終了しました  2007年02月23日(金)
 朝、雨が降っていましたので、早めに集合場所である体育館を開けました。諸注意のあと、各検査室に誘導し、第1時の国語の検査から始めました。昼食時に各検査室を見て回りましたが、友達同士でしゃべっている人よりも、一人で勉強している人の方が多かったです。これは総合学科の特色で、志願者が90を超える中学校から集まっていますので、教室内に顔見知りが少ないからだと思います。学力試験の終了後、3時05分から2月26日にある面接や、3月2日の合格者発表の諸注意をし、3時15分に解散しました。

 まだ面接がありますので、気が抜けませんが、とりあえず本日は無事終了し、ほっとしています。


211  登校して勉強している3年生  2007年02月22日(木)
 3年生はすでに学年末テスト・卒業判定会議も終了し、3月5日の登校日までは自由登校となっています。しかし、3年生の教室には、今月末や3月初旬に実施される入試を受けるため、勉強に励んでいる生徒がいます。昨日の午後その何人かと話をしました。今は「過去問」を中心に勉強しており、テレビなどの誘惑の多い家よりも、学校で勉強する方が能率が上がるそうです。みんな明るく、リラックスしながら励んでいました。私の浪人時代の話をしましたら、興味深そうに聞いてくれました。目標が決まり、やらなければならないことが明白であるので、ある意味で受験勉強は一番取り組みやすいものなのではないかと思います。しかしその渦中にいる生徒にとってはそれどころではないと思います。最後まで気を抜かず受験して目標を達成して欲しいと思います。

 本校では明日入学者選抜を行います。昨年より志願者が多いです。多くの皆さんに選んでいただいた喜びと責任を感じています。出願された皆さんが、日頃の力を十分発揮されることを祈念いたしております。
明日の朝、集合場所の体育館でお待ちしています。


210  2年生の総仕上げ   2007年02月21日(水)
 本校の各学年団はその学年に対して、各々『学年通信』を発行しています。3年生の学年通信である『飛翔』については、何回かここに掲載させていただきました。今日は2年生(4期生)の担任団が2年生の生徒諸君に対して、先日配布した学年通信をご紹介いたします。今回は学年末考査に備えて以下のことが書かれています。

 『いよいよ皆さんの「2年の成績」を決める学年末考査が近づいてきました。2年生の成績に関しては、これですべてが決定します。3年生になってから悔やんでも間に合いません。0.1評定平均が足りないために、希望する進路先への受験を断念しなくてはならないなどということのないよう、しっかり努力してください。提出物はすべて出しましょう。机の周り、勉強する場所の整理整頓もしましょう。決意一つで、いろいろな状況は変わってきます。力いっぱい学年末考査に取り組みましょう。22日(木)には個人ロッカーの中も含め、すべての荷物を持ち帰ってもらいます。残り一週間となりました。計画的に持ち帰りましょう。みなさんの頑張りを心から期待しています。』

 この様に、事務的な連絡に中にも、生徒のことに心遣いをする担任の気持ちが隠されています。この学年通信の裏面には春休みに実施する『全員面接』の意味や位置づけが書かれています。これについては、次の機会にお知らせします。


209  恩師の死  2007年02月20日(火)
 11月に、この校長便りで、恩師から激励のはがきをいただき嬉しかったと、書かせてもらいましたが、今回は逆に恩師の訃報をいただきました。学校卒業から毎年欠かさずいただいていた先生からの年賀状のお返事が数年前から来なくなり、一昨年に奥様から老衰のためお返事が書けませんので、年賀状を遠慮したいとのご連絡をいただいていましたので、心配していましたが、昨年末にお亡くなりになったことが新聞で知りました。昨日その法要がお済みになったというお知らせを奥様からいただきました。私にはご指導を賜った先生が4人おられますが、皆様お元気でご長寿でしたが、残念ながら悲しいお知らせをいただきました。2回生の時にお世話になり、その後就職してから大学院で聴講生になったときに、指導をしていただきました。因子分析法や多変量解析などの新しい技術を修得しなければ、これからはやっていけなくなると言われていましたが、完全な文科系の私は、結局因子分析法や多変量解析も理解できないまま今日に至っています。「稲田君しっかりやりなさい」と声をかけていただいたのが、ほんの昨日のことのように思い出されます。

 昨年の秋には、私を一番可愛がってくれた伯母が逝き、正月には母の従弟がなくなり、こうして次々に年長の方がなくなっていきます。
 入学者選抜を控え、志願者の皆さんは気合を入れて緊張しておられる中で、暗い私事を書きましたことをお許しください。


208  いよいよ入学者選抜体制に入ってきました  2007年02月19日(月)
  今日で志願書受付も終わり、入学志願者数が確定しました。これから受け付けた書類の整理をし、コンピューターにデーターを入力し、検査会場の整備を行います。その間1,2年生の授業も平常どおり行われているため、校内は大変複雑で、かつ緊張した作業が続けられます。昨日には、リスニング試験に備えて、放送設備の点検を業者にしてもらいました。22日には午前中に大掃除をして、教室をきれいにし、午後には受験番号票や受検教室・トイレなどの案内図を張る作業をします。
  
本校を志望してくれたたくさんの志願者の皆さんが、十分に力を発揮できるよう、我々もしっかり準備をしています。
  
このHPでは早くも6期生のコンテンツができ、もう既に志願書受付の模様がアップされています。本校は今までに何回も書いてきましたように、HPでの発信に力を入れています。志願者の皆さん、本校生になられたらこのHPを楽しみにしてください。

207  志願書受付  2007年02月16日(金)
今日と2月19日の2日間が志願書の受付です。志願者の皆さんは、本日の午後に集中して出願されました。毎年のことですが、志願者も学校側も緊張して、お互い固くなって作業が進みます。本校は2階の会議室を受付場所にし、向かいの2教室を待合室にしています。学校によっては、廊下で立ったまま順番を待つ方法や、セミナーハウスで受け付ける方法などがあり、学校によって出願方法は千差万別です。かつて運動場に面した教室で受付をし、志願者は運動場で並んで待っているという方法をとった学校もありました。 19日に締め切りをし、志願書を40人づつに整理し、調査書の点数をコンピューターに入力し、23日、26日の試験を迎えます。


206  今日の行動  2007年02月15日(木)
朝、守口市教育委員会で開かれた、守口市奨学生選考委員会に出席しました。大学入学準備金、高校入学準備金・修学金の申請者が貸付の基準に合致しているか選考しました。その後の協議で、貸付金の回収状況が芳しくないことを伺い、奨学金制度の困難点などを再確認しました。。

終了後学校に戻り、石川県立大聖寺実業高校から学校見学に来られた先生方に、芦間高校の現況(学校の経営方針・IT化など)をお話ししました。特に1年での仕事体験・2年での論文作成が、生徒諸君の頭と心の『栄養』になっていることを強調しました。また、選択科目が多彩であることと、少人数で授業を行っていることが、現在の高等学校が持つ課題の解決の一つの方策になっていることもお話ししました。

5限は、視聴覚教室で行われた1年生の修学旅行の説明会に参加しました。学年主任が修学旅行の意義をしっかり伝えてくれました。同じ時2年生は来年度の身分証明書用写真の撮影をしました。

放課後は明日と19日に行われる志願書受付の準備を行いました。いよいよ入学者選抜モードに入ってきました。


205  今日の放課後  2007年02月14日(水)
午後から雨が降ってきましたので、いつもなら運動場で練習をしている体育会系のクラブが、校舎内でトレーニングをしています。体育館の周囲でもトレーニングに励んでします。18日に第1回のコンサートを開くブラスバンド部が、音楽室で気合を入れて練習しています。晴雨に関係のない軽音楽部が視聴覚教室と、情報センターでいつもどおりの練習をしています。皆が帰ってしまった教室に残って、一人で黙々と勉強している生徒がいます。進路資料室で熱心に資料を調べている生徒がいます。もう3年生が登校しなくなった自転車置き場に、数台の自転車が止められています。あさってから入学者選抜の志願書受付の会場になる会議室の模様替えができました。本日の下校指導担当教員が校舎内を巡回しています。職員室には教材研究をしている教員、学年の打ち合わせをしている教員の、いつもの姿があります。
先週の放課後は、けが人や急病で救急搬送することが何回かありましたが、今日は静かに終わりました。


204  飛翔最終号  2007年02月13日(火)
3年生は3月7日に卒業しますが、3期生(3年生)の学年主任が3期生諸君に、その時その時の担任の思いを代表して、毎月生徒に向けて発行してきた学年だより『飛翔』の最終号を掲載いたします。

今年の冬は本当に暖かい冬で、2月だというのに凍りつくような寒い日は一日もなく、朝、洗濯物を干すときも指が凍えて動かなくなることもありません。雪が舞い、吹きすさぶ風の日も記憶にありません。こんな時は、寒い冬がそんなに好きでない人も、きりっと身も心も引き締まる冬の潔さが無くなるのは少し淋しい気がするのではないでしょうか。

◎3年前の春も、いつもの年より暖かく、桜の花は君達の入学式を待たずに満開を迎えようとしていました。「オイ、オイ、どうなってんの・・・入学式に桜が散っているなんてありえなーい」なんて話していたのを覚えています。・・・そして、そんな話をする前の・・・・1月。まだ見ぬ君達を芦間に迎える準備が、丁度今頃から本格的に始まっていました。3期生を担任する先生達は、その日の授業を終えると、その時所属していたそれぞれの学年(私はその時、1期生の2年1組の担任だった。3年は、まだ守口北高校の生徒だった。)から、放課後遅く集まり、会議を重ねていました。宿泊学習のプランニングのために、マザーアースのヒゲさんに会ったのも丁度今頃です。わずか1日のメニューですが、君達が芦間に入学し、すぐ隣の子と、クラスの子と、学年の子と・・・・最初にとるコミュニケーションの場なのですから、真剣にならざるを得ませんでした。80もの中学から入学してくる高校は大阪府下でも珍しいと思います。中学校までの狭い地域で(2,3の小学校区域)のつながりをはるかにこえ、不安が一杯であろう君達に、芦間で3年間しっかりやっていこう。あるいはやっていけそう。・・・と思ってもらえるかどうかの最初の行事が宿泊学習でした。芦間の仲間を信頼できるか。芦間の先生を信頼できるか、その出発点がそこにありました。そのときのテーマであったFaith,Edge,Discount すべて忘れて欲しくない言葉であり、態度であり、行動です。色々と遊んだ中にその種はまかれ、育つように願いは込められていました。それが芦間物語の始まり、君達が「芦間っ子」になるためのスタートだったのです。

◎新しい門出だからこそ、芦間でのスタートにたちかえってみてほしいのです。震える心のアンテナは今、君の心にあるか。他人をDiscountせず、Faithは今も君の心に輝いているか。・・・・

3年間全力で学年経営に取り組んできた学年主任の万感胸に溢れる文章です。それに応えられるような立派な卒業式をしたいと考えています。


203  PTA卒業記念事業&1,2年学年保護者集会  2007年02月11日(日)
  2月10日(土)朝から今年の『PTA卒業記念事業』が行われました。これは今年卒業する3年生の保護者の皆様が、子どもたちが過ごした校舎や体育館などで、日ごろ生徒が清掃や修理ができない所を、保護者が代わって行うという行事で、今年で3回目になります。昨年は体育館下の更衣室の棚の塗装をしていただきました。
  校舎内の清掃は、1階は技術職員が毎朝丁寧に掃除してくれていますのできれいなのですが、2階以上は生徒の清掃分担地域になっているため、清掃ができない部分もあります。そこで、今年は校舎のベランダの床の塗装と、非常扉の清掃をしていただきました。40人の保護者がお集まりになり、作業をしていただきました。また本校の教職員も一緒になって作業をいたしました。ベランダは生徒が、文化祭や体育祭の小道具や衣装作りの際、ペンキなどで汚していたのですが、丁寧に塗装していただき、見違えるようにきれいになりました。また非常扉の清掃についても、当初は2階だけの予定でしたが、結局4階まですべてのフロアーの非常扉を雑巾がけしていただきました。さらに非常灯や時計なども拭いていただき、おまけに廊下や階段の掃除までしていただきました。おかげさまで校舎内はピカピカになりました。
  私は今までに5校の府立高校に勤務してきましたが、保護者の皆様がこのような活動をされている学校はありませんでした。教育行政で言えば、学校に修理や清掃の予算配当をつけ、業者委託すれば済む話かもしれませんが、実際の現場では予算が不十分で、業者委託までできない状況です。そんな中で、保護者の皆様が勤労奉仕していただけることは、本当にありがたいことでした。生徒諸君と共に感謝いたします。
  一方学習指導に関しては、清掃作業が行われている中で、『土曜講習』も同時に行っていました。
  午後には1、2年生の『学年保護者集会』を開催し、各々約80名の皆様にお集まりいただき、キッズ・コーポレーションの石橋知也さんから、上級学校に進学したときの学費などについての説明と、2年生についてはまじかに迫った進路指導について、1年生についてはケアンズに行く修学旅行について、ご説明をいたしました。お休みにもかかわらずご出席いただきました保護者の皆様ありがとうございまし


202  4期生論文発表会  2007年02月09日(金)
  昨年の1学期に3年生(3期生)の論文発表会が行われ、校長便りでもご報告いたしましたが、2年生(4期生)も総合学習の授業の一環として課題研究論文作成に取り組みました。一人一人が課題を決め、調査し、文章にまとめるという作業です。普通の科目のような、授業を受け、理解し、覚え、知識を増やすという作業ではなく、課題を見つけて、調査し、自分の考えで結論を主張するための論文を作成し、大勢の前で説明(プレゼンテーション)する活動です。意欲的に取り組みどんどん作成が進む生徒がある一方、なかなか研究テーマが決定できない、文章が完成できない生徒もあり、学年団の教員のサポートを受けながら苦労の末に完成しました。
  その優秀論文の発表会が8日の午後に行われました。13人が、5分の持ち時間を有効に使い自分の研究内容を説明しました。パワーポイントを利用したり、説明内容の実物や大きく説明内容を書いた模造紙をつかったり、友人に応援してもらったり色々工夫されていました。格調高い学会発表風の説明が主流でしたが、聴衆との対話・語りかけ・親しみやすい話し方など、聴衆をひきつける工夫をしたものもありました。
  審査の結果、日野さん(6組)の「子供の素敵な育て方」が3位に、2組の永野さん(宝塚歌劇団の魅力)が2位に、磨見さん(3組)の「涙のすすめ」が最優秀論文に選ばれました。今後これら研究論文は、1階の「情報センター」の書棚に陳列し、全校生徒が読めるようにします。準備ができましたらまたここでお知らせいたしますので、その時は保護者の皆様も学校にお越しいただき、お読みください。

 本校では、今回の論文作成の「総合学習」の授業だけでなく、多くの科目で、覚える・理解するという従来の学力に加え、自ら考える力、コミニュケーション能力、プレゼンテーション能力など新しい学力を育てる授業を展開しています。この新しい学力をもった本校卒業生が社会で役立つ人材になっていくと確信しています。
私立高校の入試が一段落し、公立高校の受験を目指す中学3年生の皆さん、こんないろいろなことが学べる芦間高校に入学してみませんか?

201  論文発表会&SCREEN PLAY CONTEST  2007年02月08日(木)
今日の午後、2年生は2学期から研究を進めてきました研究論文の発表会を、1年生は体育館でSCREEN PLAY CONTESTをそれぞれ行いました。私はSCREEN PLAY CONTESTの審査員をしましたので、この様子をご報告いたします。論文発表会については後日ご報告いたします。
1年生のSCREEN PLAY CONTESTは、英語の授業の一環として、Jack,The Great Director,Forrest Gumpの3本の映画の名台詞を暗唱し、皆の前で発表するものです。事前に各クラスの授業で生徒全員が発表し、最優秀の代表を生徒が選び、その選ばれた2〜4人の生徒が今日の晴れ舞台に出ました。声の大きさ・発音・パフォーマンス・協力度を審査項目とし、順位をつけました。優勝したチームは1,2組から選ばれてきた女子2名、男子1名 計3名のチームでした。 このチームは発音や声の大きさも良かったですが、パフォーマンスや協力度も良好でした。どのチームも緊張しながらも精一杯演じました。ただ、お稽古にかけたエネルギーの差が現れたのではないかと思いました。もう少しお稽古に時間をかけていれば、きっとすばらしい発表になったと思われるチームがいくつもありました。
観客席で見ている生徒もよく協力して、自分たちの選んだ代表の発表を見ていました。表彰式の最後には、優勝したチームの選手が、自分たちを選んでくれたクラスの皆にお礼を述べることも忘れてはいませんでした。芦間っ子のいいところがたくさん出ていました。


200  校長便り 第200号  2007年02月07日(水)
  今日でこの校長便りが200号になりました。学校において、この200と言う数字は少し大きな数字です。日常我々の周りにある数字と言えば、1クラスは40人、テストは100点、通知票は10段階、年間授業日数は180日、時間割は7限、週5日制、学年は3学年、ソフトボールは9人など100を超える数字はあまりありません。ですから100を超える数字が話題になると一瞬「おっ」となります。その意味でこの校長便りも200号になったことは、意味があるのでないかと心密かに思っています。
  
このHPの平成19年1月の利用状況を見ますと、第1位は毎日校内の色々な様子を写している「今日の1枚」です。これは担当職員がいつも校内のニュースや行事チェックし、土曜や日曜にも学校に来て、こまめにデジカメを持って、校内を歩き回って撮影してくれていますので、常に新鮮な画像をお届けできています。第2位は「新着ニュース」です。これもこのコンテンツの担当者が、校内であった出来事をこまめに取材し、素早く書き込んでくれています。第3位が私の「校長だより」です。本校のHP開設以来のヒット数では、まだまだトップ10には入っていませんが、最近の月単位ではいいポジションに位置しています。これは、校長が今日は何を書いているのだろうか、と興味を持って見ていただいている方がおられると言うことなので、私としては大変嬉しい限りです。
そして、このHPを維持管理してくれているスタッフのおかげでもあります。またこのHP以外の多くの教育活動で、芦間高校のために、心血を注いで努力してくれている教職員のみなさんのおかげで、本校が動いていることにも感謝しています。
  
まだ大切な入学者選抜や卒業式を済ませていませんが、芦間に赴任しましてもうすぐ1年になり、何とか芦間の一員になれてきたように思います。芦間の良いところ、改善しなければならない所も見えてきました。新年度はそれらの点を意識して、学校経営に邁進したいと思います。
  
今日の200号は通過点です。300号、400号を目指して書き続けますので、ご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。またご意見・アドバイスなどをメールでお送りいただけることをお待ちしております。

199  芸術系科目の卒業制作展  2007年02月06日(火)
いつもここに書いていますように、本校では2,3年生用の科目として、120科目の選択科目を設定しています。芸術の分野では音楽・書道・美術・陶芸・木工・映像メディア・ものづくり・新素材などの科目で合計26科目を用意しています。現在1階の「情報センター」ではこれらの芸術系科目の卒業制作展を開催しています。3年生で芸術系の科目を選択した生徒が、それぞれの授業で制作した作品を展示しています。どの作品も1年間学習してきた成果がよくあらわれています。
本校のカリキュラムでは、このような普通科では履修できない多様な科目をたくさん開講しています。そして重要なことは、これらの芸術系の科目を選択しながら、一方では大学進学にも対応できる、国語・地歴・数学・理科・英語の演習科目も履修することができることです。
まさに一人一人の興味・関心・進路にあわせた総合的な学習ができる学校です。
保護者の皆様もご来校いただきぜひご覧下さい。

198  韓国からの留学生  2007年02月05日(月)
1月15日から文部科学省支援の「新世紀国際交流プロジェクト」に基づく短期留学生が韓国から来ていましたが、留学期間が終了し帰国することになりました。2月2日の昼休みに校長室に挨拶に来てくれました。本校では色々な科目を受講し、2月1日に2年生が行った論文作成のプレゼンテーションでは、日本語で堂々と「私は今日本にいます」というテーマで発表もし、多くの生徒から驚嘆と讃辞をもらいました。また滞在先のご家族と大阪の色々な場所に行ったそうです。本校生徒とも仲良くなり、特に2年5組の生徒と軽音楽部の生徒とは大変親しくなりました。2月2日の放課後には、軽音楽部の生徒と作ったバンドで、さよならコンサートをやりました。日本と韓国の高等学校の違いを体得してくれました。と同時に積極的にいろんな事にチャレンジする前向きの姿勢がよくみえました。これを機会に若い新鮮な感覚で、日韓の橋渡しをしてくれればと思いました。


197  耐寒行事  2007年02月02日(金)
今朝は大変寒く、家を出るときには雪が降っていました。この時期に耐寒行事をする学校があります。私がかつて勤務した学校では、学校から歩いて箕面の滝から池田の五月山に行き、日の丸展望台で寒風に吹かれながら冷たい弁当を食べる行事、耐寒マラソンとして箕面の勝尾寺まで走り学校に戻って、食堂でぜんざいを食べる行事、千島公園の周回道路を走る行事、そして圧巻は学校から能勢の妙見山まで50KMを一晩かかって歩く夜行登山も経験してきました。これは戦前の旧制中学時代から続いているもので、6限まで授業をして、夕方に学校に集合し、それからただひたすら歩いて能勢の妙見山に行き、また学校に歩いて戻ってくるものです。北摂の山の中を歩き通し、茨木の市街地に近づく頃に朝日が出てくるのです。歴代の校長は先頭を歩かれました。
これらの耐寒行事は、授業日数確保の視点から、学校行事の精選をして廃止した学校もあるようです。本校は今のところこの行事は設定していません。また昨日書きましたように、3学期にも各種の行事(昨日は2年生は論文発表のグループ別プレゼンテーション、1年生は「達人に聞く」、3年生は大掃除・油拭き、来週は2年生が論文発表大会、1年生は「SCREEN PLAY CONTEST」)を設定しており、更に16日,19日には志願書受付、23日、26日には入学者選抜がありますので、物理的にも困難であると思います。
まだ社会がのんびりしていた古き良き時代の行事かも知れません。


196  『達人に聞く』&『最後の油拭き』  2007年02月01日(木)
  今までに何回も書いていますように、本校は総合学科高等学校であるため、他の普通科高等学校と異なる教育を行っています。その中でも特に将来の生き方や、職業を考えさせる授業として「産業社会と人間」が重要な意味を持っています。これは『キャリア教育』とも言われるもので、昨今の先行き不透明の時代に、若者に将来の指針を与える教育の重要性が認められ始め、初等中等教育のいろいろな場面で取り入れられるようになってきました。本校では、開校時から正規のカリキュラムとして位置づけ、実施して来ました。詳細については別の機会に書かせていただきます。
  さて今日は、その「産業社会と人間」の授業の一環として、『達人に聞く』という授業を行いました。これは生徒の希望が特に多い、保育士・舞台照明・マジシャン・社会保険労務士・ツアーコンダクター・助産師・ソーシャルワーカー・美容師の8種類の職業に就いておられる「その道の達人」の方に来ていただき、その職業を選ばれたきっかけ、やりがい、エピソード、努力されていること、高校生に希望することなどを語っていただく授業です。生徒は自分がなりたい職業の達人の講義がある教室にそれぞれ分かれて、普通では聞けないリアルな話を伺いました。貴重なお仕事の時間を割いて、本校生徒のため、ご協力いただきました達人の皆様、ありがとうございました。
  

一方今日ですべての試験が終わった3年生は、4限にHRをし、慣れ親しんだ教室の、最後の大掃除と油拭きをしました。あとは卒業判定会議を経て、3月7日の卒業式を迎えるだけです。既に2学期に進路が決まった生徒も多いですが、これから国公立大学を出願し、また私学の一般入試に挑む生徒もたくさんいます。
  それぞれが青春の門を潜り抜けようとしています。






大阪府立
芦間高等学校
歴代校長だより