255 3年論文発表会を見学しました 2009年04月30日(木)
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@日本と海外の法律−違いの理由−
日本の法律と諸外国の法律を比べながら、例えばなぜ飲酒制限の年齢が異なるのか、日本にはない法律がたくさんあるのかなどを考察
A飢餓について
現在の飢餓の状況だけでなく、飲料水にも着目して現状分析。飢餓は先進国の問題でもある。私たちには何ができるのかを考察
B理想の食生活
理想の食事は、おいしく、楽しく、バランスよくが結論だが、これまでのバランスのよい食事のレシピになかった「お昼ごはんにファーストフードを食べる」ことを前提にした朝、夕のバランス食のレシピの提示が斬新。
C妖精に出会う方法
「妖精に会いたい」という好奇心から、妖精を呼び出す呪文、妖精を呼び出す呼びかけのことば、どんな妖精がいるのか、妖精の大きさはなど、妖精について調べつくした発表。何の役にも立たないことを真剣に調べるということは、大変重要なことなのです。
Dお弁当
お弁当について、日本のお弁当の歴史、駅弁、空弁など様々なお弁当にまつわる雑学を調べつくした傑作。日本だけでなくカンボジア、アメリカ、エジプトなどのお弁当についても調べている。最後は友人のお弁当をそれぞれ写真にとって内容分析。楽しい発表。
E「新人類提案ピッコロ」
もし食糧難になったら生き残れる人類とは−をテーマに、例えばドラゴンボールのピッコロのように、光合成ができるヒトをつくり出せるのかを調べた。結論はヒトの表面積が小さすぎてダメだそうだが、ダメなら今現実にいる食糧不足になっても生き残れそうな超人を探してみた。こんなことを調べてみようという発想がおもしろい。
どの発表もそれぞれの個性が光っていて、なかなか興味のあるものでした。しかし、どうしても発表原稿を読んでしまうのでその点に気をつけてほしいと思います。プレゼンテーションというのは、原稿を読むのではなく「自分のことばで、自分の考えをわかりやすく話す」ことが重要なのです。
254 授業見学をしています 2009年04月28日(火)
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また、生徒が50分間集中できる授業をつくるというのは、先生の授業力にもかかっています。私がむかし高校生の時代には今と違って先生が一方的に話される授業がほとんどでしたが、50分が気の遠くなるくらい長い時間に感じられるつらい授業がありました。逆に時間のたつのを忘れるぐらいおもしろい授業もありました。今はむかしと違って先生方も授業のかたちを様々に工夫して組み立てておられますが、気がついたら50分終わっていたと生徒が思うような授業をどの先生もぜひとも工夫してほしいものだと思います。生徒が時間のたつのを忘れるくらい集中できる授業であれば、その50分の集中のイメージを生徒が体得できるからです。
253 昨日はアメリカンフットボールの公式戦 2009年04月27日(月)
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本校のホームページには各クラブのページがあって、それぞれクラブの顧問の先生が更新しています。たくさんクラブがあってどのクラブも一生懸命活動していますので、その活動のようすをホームページでもご覧ください。この校長だよりの中でも順次紹介していきたいと思っています。
252 PTA実行委員会、学校説明会 2009年04月25日(土)
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本校のPTAは楽しい行事が多く、役員や実行委員会の方々も楽しんで活動していただいているように思います。行事の際には必ず全員の会員の方に案内をしますので、多数の方々のご参加をお願いします。また、まだ学級委員が決まっていないクラスもいくつかあります。担任の先生が電話でそれぞれのご家庭に電話で依頼していますが、なかなか決まりません。担任から電話がありましたら、できるかぎりお引き受けいただきますようお願いします。
PTAと平行して今日は枚方市民会館で枚方市の塾が主催する学校説明会がありました。そちらにも3名の先生方が参上して、芦間高校の説明をしています。学校説明会もここ数年でどんどん開催日程が早くなってきているようです。中3生にはかなり早い時期から高等学校の情報が送られます。それだけ早く進路の目標を立ててほしいということだと思います。「この成績だからこの高校を受ける」という順序を逆にして「この高校へ行きたいから、この成績をとる」という方がずっと高校選びはおもしろくなります。
251 生徒会役員選挙には13名が立候補しました 2009年04月23日(木)
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本校の生徒会はできるだけ生徒と近づくように、生徒会室を昨年度まで使っていた1階の東端の部屋から情報センター(1階の中央、休憩用の椅子などがおいてあるところで、生徒の作品の展示や生徒どうしの交流の場所になっているところ)の前に引っ越しました。この場所なら生徒会執行部がもっと身近になっていいように思います。
誰が当選するかまだわかりませんが、誰が当選しても生徒会を中心にして様々な行事や学校間交流などをつづけていってほしいと思います。
今日はもう一点。現在本校では先生方の相互授業見学期間中です。授業のないときは教材づくりや会議など、どの先生も忙しく働いておられるのでなかなか相互授業見学は活性化しないのですが、今年のようすを見てあまり相互見学が少ないようだと、方法を考え直さなければならないと思います。私も今日から授業見学を始めました。2学期には全員の先生の見学をしようと思いますが、1学期の今は今年新しく来られた先生の授業を見学させていただこうと思っています。今日は簿記研究と世界史と英文法を見学させてもらいました。簿記研究の授業は会議があるので途中で抜けさせてもらいましたが、原則は1時間全部見学させてもらうことにしています。授業に途中で入ったり出たりするのは失礼に思うからです。また授業を見学したらできるだけその日のうちに授業のコメントをその先生にお返しすることにしています。
250 放課後もにぎやか 2009年04月22日(水)
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この季節はまだいいのですが、5月下旬ごろからは蒸し暑い日が多くなってまた「熱中症」を心配する季節がやってきます。本校は幸いに、昨年は熱中症による大きな事故はありませんでした。今年も熱中症が起こらないことを祈るだけです。一昔前の運動部は、ひざを痛めるほど「うさぎ跳び」をしたり、「疲れるから水を飲むな」という指示があったり、信じられないような非科学的な練習をしていました。私も平成13年まではソフトボール部の顧問でノックをしていましたが、平成のはじめごろはまだそんな信じられない練習を見かけることもありました。夕方暗くなってもまだノックをしている、ボールがよく見えないから非常に危険なのですが「暗くても、根性だしたらボールが見える」と叫びながらノックをしている先生がありました。いくら根性をだしても、薄暗くなったらボールは見えないでしょう。運動部のすべての基礎は「根性」だったのです。昔とても流行った「アタックNO.1」や「エースをねらえ」などのいわゆる「スポーツ根性もの」(私はスポーツ根性悪ものと呼んでいました。必ず性根の曲がった意地悪な人がヒロインをいじめるからです)アニメなどもやはり、何があってもくじけない「根性」が売りでした。そんな時代にも熱中症はあったのでしょうが、今のようにあまり大きく取り上げられることはありませんでした。水を飲ませない練習などは、「熱中症になってくれ」と言っているようなものです。
いまは、吸収のよい様々なスポーツ飲料が安価に手に入りますし、きっちり水分をとり、休憩を入れながら練習しているクラブがあたりまえです。それでも熱中症になる場合があります。それだけ夏の気温が高くなっているのかもしれません。
どのクラブもしっかり練習して、よい成績を修めてください。ある学校では、全部のクラブで年間100勝をめざそうという目標を掲げているそうです。私はあまり勝ち負けにはこだわらないつもりですが、やはり負けるより勝つほうがいいに決まっています。できるだけたくさん勝ってください。私も時間があれば公式戦を応援に行こうと思っています。
249 今年の進路実績 2009年04月21日(火)
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まず国公立 大阪教育大1名、香川大(農)1名、京都工繊大1名、大阪府立大(看護)2名、京都府立大(文)1名の合計6名です。
次に私学 立命館4名、同志社3名、関大11名、関学3名、京産大14名、近大10名、龍谷13名、甲南1名、関西外大7名、京都外大5名、京都女子5名、同志社女子1名、武庫川女子3名、甲南女子10名、本校の特徴の一つである芸術系では京都精華5名、大阪芸大6名などとなっています。またこれも希望者が多い看護・医療系では畿央大9名、関西医療大2名、森ノ宮医療大1名などです。四年制大学で比較的合格者の多かった大学は、仏教大10名、摂南大8名などで、四年制大学では延べ196名が合格しています。
次に短期大学。短期大学は最近は募集そのものが減少していますし、四年制への編入を考えて短大を受ける生徒も多いようです。主な大学では武庫川女子短7名、大阪国際短5名、関西外短4名、大阪大谷3名、四天王寺2名、常盤会1名、京女短1名、龍谷短1名などとなっており、延べ35名が合格しました。短大では外国語と幼児教育の専攻者が多くなっています。
専門学校には51名が合格していますが、そのうち15名が済生会中津、済生会野江、松下看護、近大付属看護などの看護系の専門学校です。
就職者は17名。大阪府警が1名の他、天辻鋼球、タイガー魔法瓶、小松製作所、京阪百貨店など一般事務職が最も多く7名、現業が5名などとなっています。
私が大学を受験した時代は浪人があたりまえでしたが、今は数人が浪人するだけで、ほとんどの生徒の進路が決まりました。大学や短大、専門学校へ行っても就職してもそれぞれの場所で新しい目標を見つけて努力してほしいと思います。もうほとんどの大学で入学式が終わりました。就職した人の入社式も終わって新しい生活が始まっていると思います。進学した人は「何のために大学へ行ったのだろう」と後になって反省しないようにしてほしいと思います。ただし、大学というところは講義を受けるだけが勉強ではなくて、自分で自分の「学びの形」を見つけ出さないといけないところだということは忘れないでください。
248 大阪のこと1 2009年04月20日(月)
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ところで「あたたかい」というのは大阪ではふつうは「ぬくい」といいます。テレビというメディアのおかげで地方のことばがふつうに通じるようになった反面、標準語と地方のことばの差が少なくなってきました。大阪でも「あたたかい」という人が増えていると思います。このように大阪独特の表現なのに私たちが気づいていないことばはいくつかあります。例えば「押しピン(画鋲)」、「さし(ものさし、定規)」、「モータープール(有料あるいは月極駐車場)」「半時間(30分)」「風呂屋(銭湯)」※( )内は標準語 などです。関西圏以外では通じないこともあります。他にもこれだけ関西方言が広くいきわたってきても通じないことばに「なおす(かたづける)」「ほかす(捨てる)」があります。特に「なおす」は東京では必ず「修理する」の意味に受け取られます。私は今でも「この○○、そこへなおしといて」「このごみほかしといて」といいます。生徒には通じますが、生徒が「なおす」や「ほかす」ということばを使っているのを最近見かけなくなったような気がします。だんだん関西独特の表現も消えてきているのかもしれません。それに対して「めっちゃ」のように新しい大阪弁が生まれることもあります。ことばは変わっていくものですから、消えていく表現があってもそれはそれでいいのですが、今テレビで盛んに話されている、芸人の楽屋ことばが本来の大阪弁のように思われているのはちょっと困るなという気持ちです。
10チャンネルに「秘密のけんみんショー」という番組があって、他府県の習慣などで知らないこともあってけっこうおもしろいのですが、気にいらないのは「県」という単位でひとくくりにして、すべての人を「県民」という同じタイプに当てはめようというところです。イタリア人は毎日スパゲティを食べて大きな声で歌を歌っていると勝手に思い込んでいる人がいるように、ある県の県民は○○だとひとくくりにしてしまうのが気になります。特に大阪は「コテコテ」というタイプにすべてが含みこまれる印象があって、「大阪で道を歩いている人にピストルを撃つまねをすると必ずやられるまねをする」というのがありますが、大阪の人間なら必ず全員がするわけではありません。東京の女性に聞くと、大阪の男性は「おもしろいから好きだ」という答えがかなり多いそうです。全然おもしろくない大阪の男も多いのですが。きっとそういう人は「異色の存在」なのでしょう。
「大阪の教科書」という本が出ました。一度読んでみてください。大阪のことがよくわかります。
247 宿泊研修帰着 2009年04月18日(土)
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いっしょについていってくれた卒業生(5期生)の11人もたいへんよくがんばって後輩を指導してくれたようです。卒業生にとっても、後輩にとっても有意義な研修だったのではないかと思います。先生方をはじめ、卒業生の方々にはどうもありがとうございました。お疲れ様でした。これで1年生も芦間高校に慣れて、火曜日から勉強に部活動にと、楽しい高校生活を送ってほしいと思います。
4月から5月に宿泊研修を実施している学校は多いようですが、そのコンセプトは大きく分けて二つに分類できます。一つは本校のように学校のことを知り、友だちをつくり、これからの楽しい学校生活を送るために実施する研修。もう一つは学習を中心にして、高校での学習が中学校とはかなり違っていることを認識して、これからの高校での学習活動をサポートしようとする研修。この二つだと思います。本校も今年から後者のような研修に変えようとしましたが、貝塚青年の家では適切な学習場所を確保することが難しく、その代わりに3月に二回学習のための合格者登校を行いました。
ところで、よく勉強も部活動も両立させるという意味で「文武両道」ということばを使いますが、私はこのことばがあまり好きではありません。「武」というのがいかにも運動部活動の「根性」に近いような気がするので、今の社会の(というより私自身の)精神性には合わないような気がします。しかし、一生懸命部活動をしている生徒の方が学習面でも進学の面でも成功していることは事実です。よく勉強のためにクラブをやめるという人がいますが、クラブをやめて勉強に集中できたためしはありません。時間があるとどうしても人間は時間を楽に使ってしまうものなのです。勉強のために部活動をやめて時間が余ったのでバイトをはじめ、結局バイト中心の生活になってしまった生徒はたくさん知っています。よっぽどよくできた人以外は、忙しく勉強にもクラブにも動き回っているほうがいいのだと思います。今年最初の職員会議で、クラブの加入率をコンスタントに70%を目指したいといいました。生徒指導部長は80%にしましょう言ってくれました。今は4月は70%程度ですが、やめる生徒がいるので年度末には65%近くに落ちてしまいます。学校に慣れ、クラブに勉強にと有効に「高校生」というかけがえのない時間を使ってください。
246 晴れてきてよかった! 2009年04月17日(金)
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昨日1年生の宿泊研修結団式がありました。最初は話し声が少ししていましたが、司会の先生が「静かにしなさい」というとすぐに静かになります。私は明日仕事があるので今年は付き添いができません。それで結団式の冒頭に少し話をしましたがみんな静かに聞いていました。静かにひとの話をしっかり聞くという習慣が学校に慣れてもこのまま続いてくれればいいのですが・・・・・。
バスが出にくいので、3年生は8時15分集合、8時30分出発、1年生は8時30分集合、8時45分出発で出発時刻を少しずらしました。ぎりぎりに来た生徒は少しありましたが、ほぼ予定通りどちらの学年も出発しました。本校は前の道が狭くて大型バスの出入りには少し時間がかかりますが、校内にバスが12台駐車できるスペースがあるので生徒の出席点呼や、荷物の積み込みには大変便利です。事故や病気もなく遠足も宿泊研修も帰ってきてほしいものです。3年生は5時ごろバスで学校へ戻ります(渋滞がなければ)。2年生は17時13分着の新快速で帰ってきて、JR大阪駅解散です。1年生は明日の3時ごろバスで学校へ戻ってきます(高速が安くなったので、最近土日の高速道路が混んでいます。渋滞がなければいいのですが)。外での仕事を早い目に切り上げて、出向かえたいと思います。
というわけで、今日は学校にはごく少数の職員しか残っていません。しーんと静まりかえっています。時間があるので、この間に自分の机を整理したり、処分しなければいけない個人情報をシュレッダーしたりというような仕事をしています。
245 今日は健康診断、明日は1年宿研、2,3年は遠足 2009年04月16日(木)
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健康診断終了後、明日から始まる1年生の宿泊研修の結団式を柔道場で行いました。宿泊研修は生徒どうしが話をし、友だちをつくり、学校のことを知るという目的で行われます。サポートに今年卒業した5期生の生徒が11人も来てくれます。はじめは20人近い卒業生から申し出があったのだそうですが、金曜、土曜に大学の授業があって来ることができるのは11人になったそうです。後輩を指導するサポートをするのにたくさんの生徒が手を上げてくれたというのは、さすが芦間の生徒だなという感じがします。芦間がすきなのですね。1年生にとっては卒業した先輩というのはものすごく大人に見えるだろうと思います。あんな先輩に自分もなりたいと思ってくれる1年生がたくさん出てくれればいいなと思います。明日からのメニューは全体会が3回(1日目のオリエンテーション、キャンプファイヤー、2日目の校歌練習)、クラスミーティングが2回(1日目のクラスミーティング、2日目のクラスミーティング)です。クラスミーティングではそれぞれのクラスが一つの部屋に入って、自分の話をする時間をつくります。自分のことについてどんな話をしようか考えておいてください。
240人の団体行動ですから、勝手な行動をとる人がでるとみんなに迷惑がかかってしまいます。次はどこで何をするのかはしおりを見て自分で考えるようにするそうです(生徒に聞かれても先生は答えない。しおりを見なさいというだけだそうです)。自分の次の動きを頭に入れて行動するというのは、簡単な様で意外にむずかしいことかもしれません。多分今まではあれをしなさい、どこへ行きなさいと指示されて動いていた人が多いと思うので、しっかりしおりを読んで自分の動きを頭に入れておいてください。
2,3年生は明日は遠足です。3年生は全員バスで六甲山牧場へ行って乳製品作りの班別行動と全体レクリエーション。2年生は電車で長浜へ行って、長浜市内の見学と全体レクリエーションです。それぞれたのしい遠足にしてほしいと思います。こちらも全体行動ですので勝手な行動をしないように心がけてほしいと思います。特に電車で行く2年がちょっと心配。
天気が少し心配です。午前中は気圧の谷の影響で小雨が降るかもしれません(降水確率50%)が、全体的には高気圧に覆われているので午後は何とか晴れるだろう(降水確率10%)と思います。気圧の谷が早く通り過ぎてくれればいいのですが。
244 明日は生徒健康診断 2009年04月15日(水)
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明日は生徒の健康診断です。新入生は4月のはじめにレントゲンと内科検診は済んでいますが、歯科検診が残っています。2、3年生は内科も歯科もまだなので、全学年が午後から検診です。
高校生はぜひとも自分で自分の健康管理をしてほしいものだと思います。これが意外にできません。特に3学期に流行ったインフルエンザなどは予防注射と毎日の手洗い、うがいである程度予防することができますが、毎年かなりの人数がインフルエンザで休んでしまいます。ちょっと気をつければ高熱でしんどい目をしなくて済むのに、なかなか自己管理ができないのです。昨年一年間で保健室に来室した生徒はのべ約3000人です。割合では外科的な疾患が約30%、内科的な疾患が約60%弱になっています。けがなどの外科的なものは気をつけていても防ぎきれないものもありますが、いわゆる「しんどい」という内科的なものは自己管理である程度減らせるのではないかと思います。残りの10%強が「こころ」の問題で保健室に来室した生徒です。ストレスや心の疾患はなかなか自己管理をすることがむずかしい病気ですが、この生徒の数が増えないように教育相談委員会を中心に様々な手をうっていかねばならないと思っています。今の世の中は様々なストレスがあって、けっこう「鬱」の状態にある人が多いようです。この社会の状態が高校生にも影響していることは確かだろうと思います。本校には生徒の相談に乗っていただける先生はたくさんおられるので、自分で「何か気分が晴れないな」と思ったらぜひとも相談してほしいと思います。人に話すことで状況が変わることがよくあります。自分ひとりで抱え込んでしまうことが一番よくないことのようです。
健康診断とは別件ですが。13日の月曜日に新入生の保護者の方からメールをいただきました。入学式の日にアメリカンフットボール部の生徒が元気よく「こんにちは」と挨拶してくれてとても気分がよかったと誉めていただきました。ありがとうございます。「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」などの挨拶は基本だと思います。朝正門で「おはようございます」と声をかけると、かなりの数の生徒が「おはようございます」と返してくれます。気分のいい学校にしたいものです。
243 雨の日の自転車はこわい 2009年04月14日(火)
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ところで、昨年から道路交通法が改正されて、自転車の傘さし運転は交通違反となり、検挙の対象となりました。しかし、あまり一般には知られていないようで、子どもを後ろに乗せて傘をさして自転車で走っているお母さんも朝はよく見かけます。おそらく保育所や幼稚園に連れて行かれるのだろうと思いますが、かなり危険な乗り方です。自転車の後ろブレーキは大概車軸をベルトで絞めるブレーキなので雨でも利きますが、前はゴムで車輪を押さえつける方法なので車輪が雨で濡れると滑ってブレーキが利きにくくなります。特に前ブレーキは右ハンドル側なので左手で傘を持って右手だけで運転するとブレーキが利かなくてかなり危険です。生徒には昨年度の終わりと今年度のはじめに雨の日の自転車通学は傘をささずに合羽を着るように注意しました。学校でまとめて買うと高いので、ホームセンターなどで売っている安い合羽を買っておくように注意したのですがなかなか注意がいきわたらないようです(合羽もフードで耳を隠すので音が聞こえにくくなり必ずしも安全ではないのですが、傘をさして片手で運転するよりはずっと安全でしょう)。今日の朝もまだ傘をさして自転車で来ている生徒がかなりたくさんいました。車のシートベルト着用の時もそうですが、ふだんから習慣になっていないことを習慣化していくのは根気強く注意していかなくては簡単にはできないようです。雨のときの合羽の着用も粘り強く注意をしていかねばいけないと思います。合羽を着るのは恥ずかしいとか、暑いとか色々理由はあるようですが、生徒が全員合羽を着れば恥ずかしいこともなくなるでしょう。もちろん傘さし運転だけでなく、二人乗りや夜の無灯火運転も検挙の対象です。警察も今のところはあまり検挙したりすることはなく、注意にとどめているようですが、今は春の交通安全運動期間中なので少し厳しく注意される生徒もいるのではないかと思っています。
自転車の傘さし、二人乗り、無灯火、信号無視などは、一般にもあまり悪いことのように思っていない人が多く、誰でもしているので困ります。私も車を運転しているとき一番怖いのは狭い交差点で信号無視をして横断する自転車、次に怖いのが歩道から急に車道へ降りてくる自転車です。その多くが中高生です。車の運転免許を持っていないので、車の側からの視点ということが全くわからないのだろうと思います。
事故を起こさないように、安全に自転車を運転してもらいたいものです。
242 昨日は新入生との対面式・歓迎会 2009年04月10日(金)
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1年生にとっては昨日は嵐のように過ぎた日だったと思います。朝から、上級生と一緒にじゃんけん大会をし、午後からはクラブの紹介がずっと続き、まだ頭の中がぐちゃぐちゃかもしれません。今日からは授業も始まって少し落ち着いてきているのではないかと思います。始業式で上級生には新入生をうまく指導してやってほしいということを話しました。人に何かを教えるというのは非常にむずかしいことです。ひとりよがりではできないことで、自分のことばが相手に伝わっているかということを常に意識しなければいけません。教師も授業をしながら常に自分も学んでいます。特に2年生は始めて高校で1年生に何かを教えていかなければならない立場になります。自分のことばが相手に伝わっているか、この教え方で1年生は理解してくれるか、というようなことを常に考えながら学校行事や部活動で1年生を指導してやってほしいと思います。その中から2年生も何かを学び取るのだろうと思います。
それにしてもパフォーマンスにはセンスを発揮する生徒の多いおもしろい学校です。
241 離任式がありました 2009年04月09日(木)
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God be with ye.(yeはyouの古い形)「神があなたと一緒にいらっしゃいますように」が変形したものなのだそうです。別れる相手への思いやりがこもっているのでしょう。ドイツ語ではAuf wiedersehen(アゥフ ヴィーダーゼーエン)といいます。さようならというより「また会いましょう」という感じです。こういう語感の別れの言葉はフランス語のAu revoir(オ・ルヴォアール)や中国語の「再見」も同じです。やはりどこの国でも「別れる」ということはちょっとさみしいのだろうと思います。別れるときに、また会えると思うとさみしくないですからね。そういえば、誰でも卒業式のときに、卒業する生徒には「さようなら」とは言わない気がします。新しい門出を祝して未来の話をし、「いつでもまた来てね」という言葉を選びます。異動された先生もいつでも芦間高校へお越しください。
また、今年度異動された教頭先生からもメッセージを預かっていて、私が代読しましたが、芦間高校の生徒に対する気持ちがこもっていると思いますのでそのメッセージを全文載せたいと思います。
芦間高校の皆さん、おはようございます。教頭の曽根原です。
芦間高校から、同じ総合学科の今宮高校に転勤になりました。芦間では、3期生の入学式から5期生の卒業式まで、思い出の多い5年間を過ごすことができました。
1年の宿泊学習、2年の修学旅行、文化祭、体育祭などの行事をはじめ、色々な思い出があります。毎日、朝の挨拶では、「おはよう、あと30秒」とか、よく言っていたと思います。生徒諸君も、よく挨拶を返してくれました。
教頭はいつも職員室にいて書類の仕事が多く、授業で生徒の皆さんと接することは少なかったと思いますが、授業を見学したり、文化祭・体育祭などの行事、部活動で皆さんの頑張っている様子を見ていたつもりです。(特に文化祭のステージはすごいと思いました。また、3年生が2階の自習室で遅くまで勉強していたのが印象的でした。)
総合学科は、自分の目標をしっかり持ち、多くの選択科目から自分に必要な科目を選んで自分に合った学習する学校ですね。自分に合った勉強だから頑張れると思います。特に春休みの全員面接で決意を固めた6期生の皆さんは、あと残された時間を有効に使って頑張ってください。
芦間の生徒の特色は、「よく挨拶する。」「勉強も行事もよくがんばる。」「心がやさしい」だと思います。生徒も先生も(特に先生が)、まじめによく頑張る学校だと思います。これが芦間高校の校風だと思います。芦間ブランドを高める原動カだと思います。これからも、この校風を一人一人が大切にしていってほしいとおもいます。また、一人一人の頑張りが卒業後の進路を切り開くと思います。私も同じ総合学科高校から応援していますので、頑張ってください。
平成21年4月9日
大阪府立今宮高等学校 曽根原康樹
異動された先生方が、新しい学校でも活躍されることを祈っています。
今日は離任式のあと、対面式・新入生歓迎会と生徒が主催する行事が続きました。それについてはまた明日。
240 始業式、入学式がありました 2009年04月08日(水)
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式 辞
今入学許可をしました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。入試という一つのハードルを越えたことで、保護者の方々もほっと安心しておられることだろうと思います。また本日、新入生のためにお忙しいところお越しいただいたご来賓の皆様方にも感謝申し上げます。ありがとうございます。
春は別れと出会いの季節ですが、あなた方は中学校の卒業という別れを通りぬけて、本日、大阪府立芦間高等学校という場所で新しい出会いを迎えることになりました。
さて、皆さんを迎えるにあたって、お祝いの言葉とともにお話ししておきたいと思うことが二つあります。
一つは、あなた方が入学したこの芦間高等学校を好きになってほしいということです。最初のうちはまだよくわからないことも多いと思いますが、三年生の最後にこの学校にきてよかったと思えるように、充実した楽しい高校生活を送ってほしいのです。学校へ行くのが楽しいと思う、そんな高校生になってほしいのです。
充実した楽しい高校生活とは何でしょう。もちろんこれからできる新しい友だちとのおしゃべりや、クラスで協力して一生懸命取り組む学校行事、そしてクラブ活動、毎日の勉強など高校では、することがいっぱいあります。いっぱいあるけれど、それらのすべてのことの基本にあるのはたった一つです。それは他の人とのコミュニケーションということだと思います。私たちの社会はコミュニケーションによって成り立っています。コミュニケーションというのは人の話を聞くことと、自分の話をすることの繰り返しです。その中から人は様々なものを得て成長していきます。私は授業というのもコミュニケーションの一つの方法だと思っています。あなたたちが一方的に先生方から知識を受け取るのではありません。先生とのコミュニケーションの中から何かを学んでいくのです。
では、「学ぶ」とは何だろうか。私がお願いしたいのは三年間で「学びの構え」を身につけてほしいのです。学びの構え、たとえばスポーツをするのに必ずそのスポーツには型があります。野球をしてただバットを振り回すだけではボールは飛びません。バットにボールを当て遠くへ飛ばす構えがあります。学ぶことも同じです。一つ例を挙げましょう。先ほど始業式で2,3年生にも話したのですが、「なんでも鑑定団」という番組があります。そこに出てくる人は二つに分かれます。例えば円山応挙という有名な江戸時代の画家の絵を持ってきて一千万円ぐらいするといって、鑑定してみると偽物で、三千円だった。がっくりと肩を落として帰る人。もう一人は偶然に自分に訴えかける絵を見つけた。この絵はすごいと感じて、あまり知らない画家だけれど買った。その絵を鑑定してもらうと五百万円という鑑定結果が出た。たいへん喜んで帰るという人。この二人の人の違いがわかりますか。最初の人は「円山応挙というのは大変有名な画家だという知識は持っている」しかし、絵を見る目がない。絵を学んでいない。後の人は、まず名前よりも自分で絵を感じる力を持っている。つまりどんな人の絵であってもこれはいい絵だと感じる学びをしている。この違いです。つまりただ、何か知識を得るだけでは何も学びはありません。授業を聞いていて、あるいは人と話しをしていて何か新しいことが一つわかった。そうかそうだったのかと思うことが一つあった。でも他のことはわからなかった。そのわからなかったことをわかりたいと思う、あるいは一つわかったことをもっとよくわかりたいと思う、そこで自分で調べてみるけれどまだよくわからない。先生に聞いてみる、友だちに聞いてみる。そして何かちょっとわかったような気がする。その積み重ねが学びだと思います。だから授業はコミュニケーションなのです。先生との対話を繰り返しながら、新しいことを学んでいくのです。そういう、学ぶということの方法を三年間で身につけてほしいのです。それが学びの構えです。そのためには「聞く」ということを大切にしてほしいのです。まだずっと昔、今のようにほとんどの人が文字の読み書きができるというわけではなかった時代には、「他人の話を聴く」ということはたいへん重要なことでした。他人の話を聴いてそれをまた他人に伝え、それが人の頭の中に記憶という記録となって残ってゆきます。それで昔のことが後の時代へと伝えられてきました。ところが、明治になって義務教育が進み文字の読み書きができるようになる人が増えると、伝達の手段は聞くことから書くこと、読むことへと変わっていき、「他人の話を聴く」という力は衰えてきました。今はメールの時代です。相手とコミュニケーションをとるのに、メールでのやりとりが普通です。メールがあたりまえになって、他人の話を聴くという習慣がだんだんなくなってきています。まして、他人の話を「心をこめて聞く」という習慣はなくなってしまいました。
あなた方にお願いしたいのは、人の話を聴くという何でもないことを意識してほしいのです。
授業での先生の話はもちろん、友だちとの会話も、相手の話を心をこめて聞いてほしいのです。この人は私に何を話しているのだろう。何を伝えたいのだろうということを考えながら聞いてほしいのです。聞き流しているだけではわからない相手の心が、「心をこめて聴く」とよくわかります。是非他人の話を心をこめて聞いてください。
たくさんの対話ができる人がまわりにいっぱいいる。それが楽しい高校生活を送る秘訣です。この芦間高校を好きになって、楽しい高校生活を送ってください。
二つめは、高校生の間に、たくさんのことに興味を持ってほしいのです。芦間高校ではあなた方の興味や関心に沿ったさまざまな選択科目を用意しています。しかし、授業を受けることだけがあなた方の興味を満足させるものではないはずです。興味を持った事柄については自分で、本を読み、調べ、考えてほしいのです。そのためにもたくさんの本を読んでほしいのです。三年間でこの本に出会ってよかったという本が何冊か見つかれば、あなた方の高校生活における読書は成功したといえるでしょう。ところで電車の中などではできないことですが、もし本を読むなら声に出して読んでください。声に出して読むことで、本の内容は黙読するよりよく頭に入ります。ある大脳生理学者の説によると、人は本を黙読するのと音読するのでは大脳の使われる部分が異なるのだそうです。声に出して読むことで、大脳の前の部分、大脳前頭葉連合野という部分が活性化するのだそうです。この部分は人がものを考え、その考えによって行動するのに最も重要な部分です。その部分を活性化させる作用が音読にあるのだそうです。子どもから大人になる高校生にとって、この部分を活性化させることは、自分の考えと行動に責任を持つためにも、とても重要なことです。是非試してみてください。
これからあなた方は、新しい高校生活が始まります。新しい生活に向かって、今のこの入学式の清々しい気持ちを忘れずに、心にとめておいてください。この清々しさがいつまでも心に残っている人は楽しい充実した高校生活が送れるはずです。
最後になりましたが、本日お越しいただきました保護者の皆様、ご来賓の皆様。本日入学したこの二四〇名の生徒たちを、これからも見守っていただきますようお願い申し上げます。みんなで協力してこの生徒たちを成長させていきたいと思います。高校生は三年たつと見違えるように成長します。その成長した姿を楽しみにしていただきたいと思っています。これからの芦間高校での楽しい三年間を期待して、この式辞の結びとします。
239 明日から新学期が始まります 2009年04月07日(火)
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在校生も新入生も明日が新しい年のスタートです。新しい学校年度が4月から始まる国は日本のほかには知りませんが、日本の新学期は桜の花と結びついて、桜が新しい出会いの象徴のようになっていることが多いようです。おそらくかなりたくさんの学校で、入学式の式辞で校長先生が桜の話題にふれられることだろうと思います。
在校生の人はクラスが変わって、新しい友だちができるかもしれません。逆に今までの友だちと別のクラスになって、ちょっと寂しくなるかもしれません。新入生の人はとても不安だろうと思います。どんな友だちができるのだろう、どんな先生がいるのだろう、勉強についていけるだろうか、自分は人見知りで引っ込み思案だから友だちができないかもしれない、たくさん不安の種があるだろうと思います。本校は総合学科で学区がないので80校をこえる中学校から新入生を迎えます。だから、その中学からは自分一人しか来ていないという場合もたくさんあります。知らない人ばかりです。みんな同時に友だちを作るスタートラインに立つことになります。でも友だちをつくるということは競争ではありません。自分のペースで、気のあった人と話していくうちに、友だちはできるものです。みんな楽しそうなのに、自分だけがまだ友だちができていないとあせる人が必ずあります。心配しなくても「自分だけが」ではなく、友だちのできていない人はたくさんいるのです。学年の後半になって友だちになった人だけれど、その人が一生の親友になる人かもしれません。
在校生も新入生も桜の花のように、フワッと心にゆとりをもってください。ゆとりをもって新しい学年をスタートしてください。それが、新しい新学期の気持ちを長持ちさせる秘訣です。
238 お花見の会を開いています 2009年04月04日(土)
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茶道部の色紙には「春風花草香(しゅんぷうかそうかんばし)」と書きました。春の風が花や草の香りを運んできてくれるという意味です。茶杓の銘には「清明」と書きました。二十四節季の内の一番春らしいことばだと思います。「春分」と「穀雨」の間、今年の「清明」は4月5日、日本にはあまりない風習ですが、中国では清明節といって春になってお墓を掃除し、先祖のお祀りをする日です。太陽の通り道を黄道といいますが、その黄道を24等分したものが黄経です。春分点を0度として、黄経が15度の日を「清明」と呼びます。30度の日が「穀雨」、45度の日を「立夏」と呼びます。ここからは暦の上ではもう夏になります。私も茶道部のお手前でお茶を一服いただきました。ぽかぽか陽気ではなく、やや肌寒い日ですが、春らしい一日を楽しんでいただきたいと思います。
高等学校というところは、地元の方々からすれば入りにくいところだろうと思います。しかし、このような機会にたくさんの方に学校の中へ来ていただいて、そんなに入りにくいところではない、敷居の高いところではないことを知っていただきたいと思います。たくさんの方が学校の中身をわかっていただくためにも、公開講座などで学校へ来ていただく機会を増やしたいと思います。私も昨年PTAの方と一緒に大阪の町を歩きましたが、できれば今年も続けたいと思います。PTAの方だけでなくもっと参加者も広げたいと思っています。今年はどこを歩こうかと今から考えているところです。
237 今年の本校の柱は 2009年04月03日(金)
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本年度の本校の方針は次の3つです。
@選んでよかったと思われる学校づくり
「芦間高校へ通わせれば、勉強の面でもしつけの面でも安心できる」という評価を受け、信頼される学校をつくる。
今までも、先生方の努力で生徒の学力も向上し、3年生の最後のアンケートで「総合学科で学んでよかったですか」という質問には95%の生徒が「当てはまる」「やや当てはまる」と答えてくれていました。今後ともこの数字を下げないようにしていきたいと思います。生活面でも大きな問題はなく、どの生徒もまじめにやっていますが、服装面や遅刻などの面でルーズになってきている生徒もあるので、注意していきたいと思います。
A生徒に学力をつけることを最重点課題とする
進学希望者が90%を越えている現状で、進路実現のために必要な学力を身につけてもらうことが重要な課題です。知識をどんどん詰め込み、受験技術を徹底して教えるなら大学合格者は増えるでしょうが、これでは公立高校の存在の意味がありません。私が考える学力は定量的に測ることのできない力も含まれています。知的好奇心、人間関係力、プレゼンテーションの力などは測ることはできませんが、これからの人生に必要な力です。総合学科というカリキュラムを利用して、見える力(測ることのできる力)と見えない力(測れない力)の両面から学力をつけていくことを目指そうと思います。言うのは簡単ですがなかなかむずかしいことです。生徒一人ひとりが「学びの構え」を身につけてくれるようにしていきたいと思います。「学びの構え」とは学ぶ方法だけでなく、学ぶとは何かを知ってくれることだと思っています。
B中身のわかる学校
これまでのように中学校向けの広報活動は行っていきますが、それだけではなくて、小学校との連携講座や昨年から始めた一般公開講座なども積極的に実施しようと思います。また、保護者アンケートで「家庭への連絡や意思疎通をきめ細かく行っている」という設問で、「当てはまらない」という回答が20%近くあったので、家庭との連携をもっと密にしていかねばならないと思います。
ホームページなどを使って、学校の中身をもっと広く知らせていきたいと思います。
最後に先生方にお願いしたのは、「この先生に出会ってよかった」と生徒が思ってくれる先生になってくださいということでした。
明日は「花見の会」です。ちょうど桜も五分咲き程度になりました。明日暖かければ、七部咲きくらいになると思います。ぜひお越しください。10時から14時までですが、少し雨が心配です。
236 今日は新入生検診です 2009年04月02日(木)
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アレルギーは22世紀になっても完治がむずかしい病気だといわれています。人によってアレルゲンは違いますし、3月はかなりの人が花粉症にかかっています。花粉症もアレルギーの一つです。除菌や滅菌が行き届いて人間の身体がきれいになりすぎて、これまで反応しなかった花粉などに身体が敏感に反応するから花粉症が起こるのだといわれています。確かに私が子どものころに比べると生活のすべての面で清潔になりました。むかしは魚屋さんや乾物屋さんにはヒラヒラがついてモーターでくるくる回る蝿追い機が必ずありましたし、粘着剤のついた蝿取り紙には真っ黒になるほどハエがくっついていました。駄菓子屋で何か食べ物を買うと包み紙は必ず新聞紙で、カキ氷も直に新聞紙の上に乗っていることもありました。小学校では必ず虫下しを飲まされました。ところが今では蝿が食卓の上を飛んでいることはほとんどありません。清潔になったのはいいことなのですが、それによってアレルギーが増えたといわれると、どうしたらいいのだろうと思います。今から昔のようなあまり衛生的ではない生活に戻すことはもうできません。また清潔ということに極端に潔癖な人が増えているのもちょっと気になることです。
明治期までは結核は不治の病でしたが、抗生物質が発見されてからは死に至る病気ではなくなりました。もちろん今でも結核に罹患している人もあり、大阪府は罹患率の高い自治体ですので、安心していてはいけない病気です。しかし新撰組の沖田総司のように喀血して死んでいくということはなくなり、不治の病ではなくなりました。あるお医者さんの話によると、癌も近い将来死に至る病気ではなくなるらしいのですが、アレルギーはそう簡単には完治する病気にはならないようです。
持病があろうがなかろうが、どの生徒も安全でたのしく3年間の高校生活を送ってくれることが私たちの望みです。1年生は4月の17〜18日は1泊の宿泊研修が待っています。高校生になると自分の体調をきっちり管理できなくてはいけません。自分の体調をお医者さんに正確にことばで伝えるようにしておくことも必要なことです。宿泊研修で体調が悪くならないように、自己管理を心がけてほしいものです。本校の校医の先生は丁寧に生徒の話を聞いてくださる方です。自分の体調や健康上の問題点を、正確に校医さんに話せたでしょうか。
235 新しい年度が始まりました 2009年04月01日(水)
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新しい年度になって、新しい先生方が本校へ来られました。転退職で本校を去られた先生方が合計で11名(そのうち2目の方は再任用や非常勤で今年も本校にお越しいただきます)、新しく来られた先生は10名です(先生の数が1名減ったのではなく、育児休暇で休んでおられた先生が復帰されたので数は変わりません)。教頭先生も開校2年目から昨年度までおられた曽根原先生が転勤されて、新しい教頭先生に変わりました。私も教頭になりたてのころは、何もわかっていないのに何かわかったように仕事をしなければならないのが非常に辛かった記憶があります。しかも統合の新設校だったので、仕事が湧いてくるようにあって、何か訳がわからないうちに数ヶ月が過ぎ去ったような気がします。同じ総合学科の高校から異動してこられたので、総合学科の実情はおわかりだと思いますが、総合学科も学校によってかなり中身が違いますから慣れるまでは大変だろうと思います。
この先生方で今年も動き出しました。職員会議で新しく来られた先生方をご紹介して、それぞれの分掌や学年で今年度初めての打ち合わせ会議が始まっています。いつも4月はじめは不安と期待が混ざって何か落ち着きません。私も2年目に入ってある程度落ち着いていられるのですが、新着任の先生方の不安や期待が移るのか、いつになくうろうろしています。職員室の机も、たくさん移動があって先生方の座る位置もかなり変わりました。「さあ始めよう」という気分になってきます。
芦間高校も開校して8年、今年の新入生は8期生です。学校のかたちがはっきりしてきて、外部からの評価も定まりつつあります。生徒にとって今までより充実した、また楽しい学校生活を送ることができる高校をめざしたいと思います。