759  生徒会−前期の総括と後期役員選挙  2011年09月30日(金)
 昨日は前期の生徒総会で、前期の総括が行われました。その後後期の生徒会役員選挙を行い、会長をはじめ9人の立候補者が全員信任されました。後期はこれまでは卒業生を送る会の運営が大きな仕事の一つでしたが、今年は10周年記念式典の運営もあるので、いつもの年より少し忙しいかもしれません。前期も活発に活動してくれたので、それを引き継いで様々なことに取り組んでほしいと思います。
 ところで、今年もイグノーベル賞の発表があって、日本の研究者が5年連続で選ばれました。イグノーベル賞は、まじめな研究なのにどこかユーモアのある研究に贈られる賞で日本ではこれまでにも、たまごっちの発明、カラオケの発明、バウリンガルの発明や牛の糞からバニラの成分を取り出すことに成功した研究などで受賞しています。たまごっちの発明には「数百万人の労働時間を、仮想的なペットの飼育に転換したことに対して」、カラオケの発明には「カラオケを発明し、人々がお互いに許容しあう、全く新しい方法を提供したことに対して(歌によって相手に苦痛を与えるためには、自らも相手の歌による苦痛を耐え忍ばなければならない)」というもっともらしい受賞理由がつけられているのもおもしろいところです。今年はワサビの匂いが覚醒効果のあることに着目して、火災が起きるとワサビの匂いのガスを噴射して眠っている人起こし、火災を知らせる「ワサビ火災警報装置」を考えた日本人7名が化学賞を受賞しました。聴覚障がいのある人には火災警報器の音は聞こえないので、この装置によって聴覚障がいや高齢で耳の聞こえない人のための火災警報器として利用されることが期待されているそうです。このような「人にやさしい研究」をする人が芦間の卒業生の中から出てくれたらいいなと思います。


758  はしかは怖い病気なのです。ぜひワクチン接種を!!  2011年09月29日(木)
 先日、校長会の健康安全委員会という会議の席上で大阪府医師会の副会長のお医者さんから麻疹(はしか)についてのお話がありました。
 はしかというのは子どもの頃によくかかる病気なのでたいしたことのない病気だろうと思われがちですが、とても恐ろしい病気であることを知ってほしいということでした。特に伝染性が強く、クラスで1人が麻疹に罹患するとすぐに学級閉鎖をしなければならないほどだそうです。しかも大人になってから罹患すると、一時的に免疫不全を起こし、命にかかわる肺炎や脳炎、心筋炎などを起こすこともあるそうです。特に脳炎は罹患者の1000人に1人の割合で発症し、その内の20〜40%に重大な後遺症が残る、また15%程度が死に至ることになるのだそうです。また、はしかウイルスは人間の体内で20年以上生き続けることができ、再度発症することもあるのだそうです。
 日本ではMMRワクチン(はしか、風疹、おたふく風邪)の副作用が問題になって、一時接種をしなかった時期があり、その未接種の子どもたちが現在小6から高3です。だからこの年代の子どもたちははしかの抗体をもっていない場合が多いので、来年度まで高3生のワクチン接種を国費で行うようになっています(自費でワクチンを接種すると10,000円ぐらい必要)。しかし接種率が低く集団発生の可能性が非常に高いのだそうです。集団発生が起こると当然肺炎や脳炎などの罹患者も増加しますので、若くして死に至る人が増える場合も考えられるのだそうです。海外へ留学する場合など、はしかの抗体がなければ受け入れてもらえない場合もあり、ぜひともワクチン接種を高校生に呼びかけてほしい。というお話でした。今は副作用が問題になったおたふく風邪ワクチンを除外したMRワクチンを接種しており、副作用もそれほど深刻ではないそうです。
 制度上の問題があって、たくさんの市町村から通学している人が混在している高等学校では学校で集団接種ができません。ぜひともはしかのワクチン接種を自分の居住している市町村内のお医者さんで受けてほしいと思います。高3生は来年(平成24年度)までは無料なので、金銭的な負担は全くありません。



757  総合学科を受検するということ  2011年09月27日(火)
 前期入試は専門学科を中心に入試が行われます。工業科、農業科、国際教養科、英語科、理数科、商業科、音楽科、芸能文化科などの学科と同じように総合学科も前期入試を行います。しかし、これらの専門学科と総合学科は少し違っています。たとえばこんな人を考えてみましょう。「中学校の時に英語が大好きで国際教養科や英語科を受検して合格したが、高校へ入学してみると英語よりももっと興味のあることが見つかり、将来はそちらの方向の大学に進みたいと考えている。」という人です。高校での転校は簡単にはできません。このような人はたくさんいると思います。専門学科は中学校で自分の進路を考えて、受検の時から自分の高校での方向を決める必要があります。ところが総合学科はそこが違っています。中学校では自分の方向は決められず、まだ迷っているという人がたくさんいると思います。そういう人こそ総合学科を受検してください。総合学科では1年はほぼ全員が同じ授業を受けます。そして2年から授業科目が選択になります。1年の間に「産業社会と人間」という授業で自分の将来像を考え、2年からの授業選択に備えます。ゆっくり自分の将来を考える時間があります。高校へ入学して新たな興味を見つけたことを2年から選択すればいいのです。だから選択の間違いが少なく、生徒の満足度が高いのです。もちろん総合学科から大学進学をする人もたくさんいます。芦間では80%近くの人が4年制大学に進みます。総合学科から大学に進んだ人は高校から自分の興味のあることを勉強しているので、大学でさらに伸びる場合も多いようです。ぎゅうぎゅうに大学受験の知識を詰め込まれて入学してきた人よりずっと伸び代が大きいのだろうと思います。写真は今年の「産業社会と人間」の講演会のひとこまです。

756  23,24日は学校説明会  2011年09月26日(月)
 23日、24日は外部での学校説明会がありました。23日は鶴見区のPTA協議会主催の会で鶴見区民センターにおいて行われました。私は13時20分からのプレゼンテーションで芦間のことを話しましたが、話のポイントは次の3点です。@駅から近く、緑が多くよい学習環境に恵まれた学校。A自分の将来のことがまだ決まっていない人もたくさん受検してほしい。「産業社会と人間」という授業で、将来のことを考えることができる。B選択科目が多く、自分の関心に応じた科目選択ができる。パワーポイントを使って画像で見せると、どうしても盛りだくさんになって散漫になるので、私は全くパワーポイントを使わず、パンフレットだけで説明するようにしています。
次の日は明光義塾主催で梅田センタービルにおいて行われました。どちらの会場にも本校の先生方が5~6人ずつ来ていただいて話をしてくれたのであまり長くお待たせすることはなかったと思います。お客さんが並ぶ食べ物屋は大阪では評価されません。芦間高校はできるだけお待たせしないことをモットーにしていますが、座る椅子がなくて立ったままでの話になりご迷惑をおかけした方はあると思います。ご容赦ください。両日で約50〜60組の方に来ていただきました。ブースでの話は時間が限られていないので、たくさんのことを聞いていただけたと思います。
これからの説明会の予定は、10月2日(日)天満橋OMMビル2階で12時30分から全国私塾連盟主催の会があります。その次は10月8日(土)に門真なみはや、門真西、守口東、淀川工科、芦間の5校の説明会が午後1時から行われます。場所は芦間高校です。10月9日(日)は城東区PTA協議会主催の説明会が城東区民センターで10時30分から、10月10日(祝)は天満橋OMMビル2階で五ツ木書房主催の説明会が10時から開催されます。もちろん芦間独自のオープンスクールも10月22日(土)と11月19日(土)に開催します。トップページ右上を見てください。説明会に来ていただくこともうれしいのですが、できるだけ芦間高校に足を運んでみてください。楽しい学校だということがよくわかると思います。 


755  学問わんだあ☆フィールド  2011年09月22日(木)
 今日は午後から14の大学の先生にお集まりいただいて、2年生対象の出前授業をしていただきました。題して「学問わんだあ☆フィールド」。5限と6限それぞれ1講座を選び、一人で2講座の講義を受けることができます。私もいくつか興味のある講座があったので、少しずつ見学させていただきました。関西大学の社会安全学部の元吉先生の「災害時の行政と住民のコミュニケーション」という授業では「水害リスクコミュニケーション体験ゲーム」というゲームをしました。災害の予想と行政と住民の関わりを考えさせるゲームで、このゲームは社会科の授業にも応用できると思いながら見学させてもらいました。福井大学の大久保先生の講義は「LEDの魅力を体験しよう!」という講座で、最後は簡単なキットを使ってLEDをつくっていました(写真)。ほかにも「オリンピックの経済学」、「世界遺産と落書き」、「ファッショントレンドから見た世界の文化」、「子どもの育ちと造形あそび」「経済・経営学系の学部で学ぶこと」「災害と看護」「理系の学生生活」「芸術とデザイン」「メタボリックシンドロームと管理栄養士」「ヘアケアのエキスパートになろう」「ゲームソフト制作」「源氏物語の和歌から考えることばの力」の講座がありました。ゲームやものづくりによって何かを体験するというのは、生徒の興味を引き付ける効果があります。2年生もそろそろ、今日の授業で「大学ではこんなおもしろいことが学べるのだ!」と、来年の進学に向けて、モチベーションをあげていってほしいと思います。
 講義のあと、岩手県立大学の馬淵先生、大阪樟蔭女子大学の伊豆原先生、関西大学の元吉先生、福井大学の大久保先生に残っていただいて、保護者の方や教員と懇談会をもちました。岩手県立大や福井大学の先生が強調されていた、「地方大学は教員と学生の距離が近く、大阪近辺の私学に通うのとあまりお金に差はない」というのは重要なことだと思います。


754  今日は台風で休校  2011年09月21日(水)
 台風の影響で今日は一日臨時休校となりました。長い間居座った台風で、おかげでいつまでたっても暑い日が続きました。やっと近畿を離れてくれましたが、東海から関東にかけては昼から影響が出てくるので、増水や土砂崩れなどが起こらないか心配です。幸い学校周辺は雨もたいしたことがなく、少し風が強いだけでしたが、奈良県や和歌山県の土砂ダムは決壊の瀬戸際で、この台風の雨で状況がかなり厳しくなっているのではないかと心配です。大きな土石流が起こらなければいいのですが・・・・・・。
土砂ダムの影響で避難しておられる十津川村上野地は谷瀬のつり橋で有名なところで、長さ約300m、高さが50mという超特大のつり橋です。私もかなり昔に2〜3度渡りましたが、高いところは苦手なので、そろそろと揺れを気にしながら歩いて往復しました。地元の方は慣れたもので、原付で渡っておられます。最近は観光客が多くて、原付は無理かもしれません。今のような状態でなければ、緑の深い谷にかかる吊橋はとてもきれいで、最近はライトアップもしているようです。路線バスも上野地でしばらく止まるので、バス停から少し歩いて見に行くこともできます。
 今は上野地の手前の五条市大塔町宇井の崖崩れと赤谷の土砂ダムで観光どころではありませんが、道が復旧し、土砂ダムの影響がなくなれば再び訪ねてみたいところです。大塔の宇井には夢の湯という温泉もあるし、赤谷にはオートキャンプ場があります。十津川には十津川温泉や昴の里などの観光施設もあり、野猿と呼ばれる人力ロープウエイもまだ残っています。早く大塔や十津川の方が普段の生活を取り戻されることを望むのみです。(写真は十津川村観光協会のHPからお借りしました)


753  共に生きる障がい者展  2011年09月20日(火)
 日曜日と月曜日の両日、泉北の泉ヶ丘駅前のビッグアイで「共に生きる障がい者展」が開催されました。本校の共生推進教室の生徒をはじめ、共生推進教室4校の生徒たちは、「喫茶たまがわ」を出店しました。午前11時から午後1時までの2時間でしたが、なんとか運営できたようです。私は残念ながら時間をまちがっていて、昨日見学に行ったのですが、ビッグアイへ着いたのが午後1時30分頃で「喫茶たまがわ」を見学することはできませんでした。芦間の生徒に会うことはなかったのですが、障がい者の方がつくっておられる製品の販売や美術展など様々な催しが行われており、楽しく会場を見学しました。特に2階の美術展がよかったです。ハッと目を見張るようなすばらしい作品が並んでいて、特に色が鮮やかなのに感心しました。1階でポストカードを買いましたが、その絵も楽しい絵でした。

752  来週は2年生の「学問わんだあ☆フィールド」  2011年09月16日(金)
台風が沖縄に近づいていて、そこから延びる雨雲が大阪に近づいています。部分的にはかなり強い雨雲の表示もあるので要注意です。
昨日は1年生のキャリア学習のことを書きましたが、2年生は来週の木曜日に14の大学から先生を招いての模擬授業を行います。「災害時の行政と住民のコミュニケーション」とか「ファッショントレンドから見た世界の文化」とかおもしろそうな講座がたくさんあります。「学問わんだあ☆フィールド」と名付けた取り組みです。生徒が様々なことに興味をもち、大学へ進学する意味を見いだしてくれることがこの講座の主旨です。この授業のあと、保護者対象に福井大学、関西大学、岩手県立大学から来ていただいた先生方との懇談会も予定しています。大学進学のためには保護者の方々にも経済的な面だけにとどまらず、大学の情報を知っておいてほしいことがたくさんあるので企画しました。たくさんお越しいただきたいと思います。


751  進路に向けて  2011年09月15日(木)
 まだ暑いですが、秋が近づいているのはわかります。3年生はいよいよ進学や就職の季節を迎えました。昨日は就職試験の面接に臨む3名の生徒の面接練習をしました。受験する企業のホームページなどを調べて、一般的な質問ではなく、たぶん答えを考えていないだろうなというような質問をいくつかしてみました。あわてている場面もありましたが、どの生徒も誠実にその答えに向かおうとしているのがよくわかってよかったと思います。入試の面接においてもそうですが、面接で聞きたいのは正しい答えではなくて、その生徒の答える態度の誠実さです。予想される質問に対して考えてきた答えを暗記して話すよりは、自分のことばで考え考え話す方が、その人の心が伝わります。昨日の3名は、どの生徒も一生懸命で心が伝わってよい面接練習になったと思います。今日は、指定校推薦や特別推薦などを受験する生徒の説明会でした。指定校推薦は学科試験がないからとても楽な入試のように思われがちですが、大学は指定校で入学した生徒をしっかりチェックしています。学力がわからない生徒を合格させるのですから大学としてもかなり大きなリスクを伴います。どの学校がどんな生徒を送ってきたかは、チェックされているだろうと思います。指定校で入学すると、大学でさぼったり、進級できなかったりすることで、来年から指定校を外されるかも知れないよ、後輩のためにもしっかり大学で学んでほしいという話をしました。
 1年生は夏のジョブクエストの発表が近づいてきました。今日は「仕事の生きがい・仕事の喜び」と題して、ECCの社会貢献センターなどから6人に講師に来ていただいて体育館でお話をしていただきました。ボランティアコーディネーター、看護師、臨床心理士などの方のお話を聞き、障がいのある方からのお話も聞きました。生徒はみんなよくメモを取りながらお話を聞いていました。今日のお話をどう生かすかがこれからの課題です。


750  エアコンがほしい  2011年09月14日(水)
 9月の中旬だというのに、朝晩はやや涼しくなりましたが、昼はまだ夏です。今年は早く涼しくなったのでちょっとホッとしていたのですが、9月の半ばになってから残暑がやってくるとは・・・・・・。ホームルーム教室にはエアコンが入っていますが、特別教室にはエアコンのない教室が多く、どの教科からもエアコン設置の要望が出ています。大阪府が5年計画で特別教室3教室にエアコンを導入しますが、本校はまだもう少し先のようです。一度にたくさんのエアコンを設置するお金はないし、暑い教室で授業を受けている生徒を見ると何とかできないものかと思いますが、家庭用のエアコンではないのでかなり高価でどうしようもありません。白馬の王子様ならぬエアコン王子様みたいな涼しそうな氷柱か何かに乗った爽やかな王子様が現れてくれないかなと思います。「エアコンを置いて行くぞーー。ハハハハハ・・・・・」と白い歯を見せながら去っていく(どこへ?)、あとにはすべての教室にエアコンが残っている。とかならないものでしょうか!!?ただ、この王子様はきっと設置後のランニングコストを忘れていると思います。エアコンを設置すると、あとのランニングコストがかなり大きくなるので、それも問題なのです。

749  文化祭が終わりました  2011年09月13日(火)
 文化祭が終わって、3年生もこれからいよいよ就職試験や入試の本番に突入します。明日は就職の面接練習をすることになっています。1,2年生はまだ就職や入試には遠い気がしていると思いますが、1年や2年はあっという間です。もうそろそろ心の準備を始めなくてはいけません。秋というのはそういうことを考えてしまう季節です。
 私の住んでいる八尾の山の麓は菊の栽培が盛んなところです。電照菊ではなく露地菊なので、もう少し日が短くなれば咲き始めます。もうすぐお彼岸なので、今はケイトウの真っ赤な花が咲き揃っています。農家の家の前には、ケイトウとススキとヒマワリを束ねたお月見用の花とお彼岸の墓参り用の花がたくさん置かれていて、100円~200円という値段で販売されています。休みの日に、山の麓を少し歩いてお月見用の花を買ってきました。昨日が中秋の名月でしたが、蒸し暑いのであまり「中秋」という感じはしません。もう1ヶ月あとの満月の時に、もう一度月見団子とススキと子芋を供えてお月見をしようと思います。その時にはかなり涼しくなっているだろうと思います。


748  文化祭よかった!  2011年09月10日(土)
文化祭が無事終わりました。昨年よりは涼しかったですが、やはり終わり近くの吹奏楽部やダンス部の講演の時間になると来場者も多く、体育館はかなり蒸し暑い状態でした。幸い熱中症や大きなけがや病気もなく無事終わりました。全部を見ることはできませんでしたが、できるだけたくさんの企画を見るようにしました。芦間の文化祭のいいところは、クラスもクラブも有志もどれもおざなりで適当につくる企画がないことです。どの企画にも工夫があるのがいいところです。だからたくさんの方が身に来てくれて、楽しかったといって帰って行かれるのだろうと思います。開会式のクラスCM大賞は3年3組、垂れ幕は1年6組、2年4組、3年4組、教室企画は2年3組、体育館舞台は3年2組がそれぞれ優勝しました。おめでとうございます。
芦間文化祭はたくさんの人の力の集まりです。PTAや後援会の方々、先生方そして何より、長い時間をかけて企画から運営まですべてを引き受けてくれた文化祭実行委員の人たちに感謝したいと思います。楽しい文化祭ができました。ありがとうございます。お疲れさまでした。


747  文化祭1日目  2011年09月09日(金)
 文化祭1日目が無事終了しました。同時進行でたくさんの企画が進むので全部を見ることはできません。体育館では和太鼓と1年の舞台を見て、あとは軽音のライブ、特設舞台でのライブと展示をいくつか見学しました。どの展示も日ごろの活動がよくわかる展示だと思います。8期生の総学論文が全部展示してあり、いくつか内容をざっと読みましたが、おもしろい着眼点のものもいくつかありました。保護者の方も興味をもっておられる方が多いようで、生徒よりも保護者の方が熱心に足を止めて見学されている展示でした。また、3月に行ったオーストラリアでの海外語学研修の展示も今年から始まりました。オーストラリアの大きな旗が目を引きます。また、生徒が授業中につくったブリーズ(共生推進教室)のマークのデザインもありました。どれもよくできているのですが、何か、どこか少し足りないという感じで投票するのに少し困りました。
 守口支援学校の展示はいつものように1階の情報センターにあります。布製品やレターセットなどの紙製品の他に焼き物も展示してあり、「このお皿いいな」と思うようなものもあります。同じ情報センターには芦間の生徒の芸術の授業での作品展示もあって楽しい一角になっています。バザーはいつものように2階の西側。恒例の梅干しも100円で販売しています。また芦間タオルは色の種類が多くて、質もいいので好評です。ぜひお買い求めください。明日は3年の舞台を中心に見学したいと思います。


746  文化祭準備が進んでいます  2011年09月08日(木)
 文化祭の準備が着々と進んでいます。校舎の外壁の大きな垂れ幕も各クラスの分が並びました。正門に建てる大きな看板もほとんど完成です。今生徒会の生徒たちが、仕上げをしています。今年のテーマは「ASHIMASAL STUDIOS〜楽しすぎて 帰れま10〜」です。
2階では後援会のバザーの準備もほとんどできました。値付けも終わり、後援会の方とPTAの方が協力して、商品を並べていただいています。あとは恒例の梅干しと芦間タオルの陳列が残っています。隣のPTA主催の休憩室では、先日の陶芸教室で製作したお皿や湯飲みなどの展示が始まっています。値段をつけて売れませんか?と聞いたら「それはちょっと」ということでした。休憩室では恒例の体育館舞台のWebカメラによる中継と、各専門委員会のパネルが展示されます。気温が高くても乾燥していてしのぎやすかったのですが、今晩の雨以降再び蒸し暑い残暑がやってくるようです。あと3日、太平洋高気圧が待っていてくれればよかったのに・・・・・。


745  文化祭がもうすぐ  2011年09月07日(水)
今日と明日の午後は文化祭練習と準備でホームルームです。生徒昇降口前の特設ステージでもリハーサルをしています。有志のグループだと思います。明日はバザーの準備やPTA企画の準備でたくさんの保護者の方や講演会の方が来られます。バザーの商品もかなりたくさん集まったようです。PTAは一昨年から各専門委員会の活動をパネルにして展示しています。今年は3月に行った海外語学研修のパネル展示もあるようなので楽しみにしています。ほんとうは、せっかくオーストラリアまで行ったのですから、英語で何か発表してほしかったのですが、クラスやクラブ、有志などの企画と重なり、生徒も忙しくて準備ができなかったようです。
昨日は今年で15回を数える淀川市民マラソンの実行委員の方が来られました。昨年からスタートとゴールが枚方から守口の淀川河川敷になったので、自転車置き場等で本校に協力の要請に見えられたものです。淀川市民マラソンは11月6日(日)、今年から始まる大阪マラソンが1週前ですから参加者が大きく減ることが心配されたようですが、逆に昨年より増加したそうです。高橋尚子Qちゃんが来てくれるのが大きな宣伝になったようです。 本校も自転車置き場をお貸ししようと思いますが、ボランティアの生徒も募集しようと考えています。毛馬にある淀川大堰は普段は閉鎖されていますが、この淀川マラソンの日だけ通行ができるので、私もマラソンは無理ですが毛馬まで出かけようと思っています。


744  文化祭準備が着々と  2011年09月06日(火)
金曜日と土曜日に開催される文化祭の準備が佳境に入っています。体育館の張り出し舞台も完成し、体育館を使う団体はリハーサルに余念がありません。玄関前でも練習をしています。先週土曜日の準備が台風でとんだので、より一層一生懸命になっているようです。さっきは生徒が数人で来て、私の顔写真を撮っていきました。A−1グランプリ(もちろんAはASIMAのA)の副賞にM−1グランプリと同じように大きなお札のレプリカをつくりたいので、肖像画のところに校長の顔写真を入れたいということだそうです。私の肖像権は放棄しました。先ほど訪ねてこられた方も、生徒の練習を見てぜひ舞台を見たいとおっしゃっていました。
台風が去って、いつもより早く涼しくなりました。高気圧が張り出してきて気温は上がっていますが、蒸し暑い残暑をもたらす太平洋高気圧ではなくて、大陸からやってくる揚子江気団の乾燥した高気圧ですので、暑くてもしのぎやすい日です。このまま文化祭に突入してくれれば、体育館で熱中症の心配をしなくてすむのですが・・・・・。
それにしても、台風の甚大な被害が奈良や和歌山で広がっています。住宅が流された五条市大塔町宇井は私が高校生の時から何度も訪ねている集落です。崩れた山の土砂が一挙に川に落ちて急に増水したようです。ちょうど小さいお風呂に大きな力士が飛び込んでお湯があふれた状態でしょう。十津川周辺も毎年のように行くので、被害があった野尻や長殿の集落、濁流で崩落した折立橋も昨年車で走りました。台風のあと涼しくなったのはいいのですが、被害が大きくて心配です。


743  センターテスト説明会  2011年09月05日(月)
今日は放課後にセンターテストの出願についての説明会をしました。約90名の生徒が集まりましたが、私学への進学が決まったりして、実際に受験するのはもう少し減るのではないかと思います。今年からセンターテストの出願方法が変更され、特に地歴・公民と理科の出願がややこしくなったので、かなり丁寧に進路部長が説明してくれました。おそらくそれでも間違いがあるのではないかと思います。提出の前に、何度もよく見直さなくてはいけないでしょう。
本校の生徒は国公立はAOや推薦で合格して、大学からよい評価をもらっている生徒が多いですが、センターテストをフル受験して国公立をめざす生徒はあまりいません。しかし、センター科目数の少ない入試や、私学のセンター型入試に対応する生徒はたくさんいます。最近は大学入試が早くなって、10月末にはすでに合格や進学が決まっている生徒もいるのですが、センターを受験して最後まで粘って、自分の目標とする大学に合格するのも大事なことだと思っています。


742  台風が近づいています  2011年09月02日(金)
台風が近づいています。本校の文化祭が来週なので、明日は準備で来る生徒が多いと思うのですが、暴風警報の場合はもちろん登校禁止です。水温の高い海の上を北上してくるため勢力が大きいままで、しかも前を高気圧に抑えられているのでゆっくりとしか進まない台風なので、大きな被害が出ないか心配です。関東・東海方面へ上陸する予想がだんだん西へずれてきて、近畿直撃もあるかもしれません。明日は文化祭準備があっても、警報が出ていなくても、できるだけ登校はしないよう再度終礼で注意しようと思います。大阪が今夜から暴風域に入る確率は、やや進路が西にずれたので朝6時の発表より下がって、20%を下回りました。あす未明で30%ですが、今日からすでに風が強いし、これから雨が強くなりそうなので注意が必要です。
天気予報を見ると、この台風が過ぎるとかなり朝晩が涼しくなりそうなので来週の文化祭はやや涼しい、乾燥した気候のもとで開催できるかもしれません。体育館の催しがいつも熱気があって、しかも蒸し暑いので必ず演目の間に窓を開けて空気を入れ替えます。それでも熱中症が出ないか毎年ハラハラしながら迎えるので、今年は涼しくてその心配がない文化祭であってほしいと思っています。


741  JICA視察研修団来校  2011年09月01日(木)
 今日は朝から午後3時ごろまで、JICAの研修でアフガニスタンから2名、パキスタンから2名、タイから1名、ベトナムから1名の計6名の方が、日本のインクルーシブ教育を視察に来られました。どの方も、各国の教育省の特別支援教育やインクルーシブ教育の担当官です。まず視覚障害のある生徒を受け入れた例について5期生の学年主任から、共生推進教室についてコーディネーターの教諭がそれぞれ話をし、その後共生推進教室の授業を見学していただきました。午後からは教育委員会の支援教育課の首席指導主事に来ていただいて、大阪府の施策としてのインクルーシブ教育について話をしていただきました。各国のインクルーシブ教育の実情はよくわかりませんが、非常に熱心にお話を聞いておられ、次々に質問も出て、予定していた時間から少し遅れて終わりました。この後は、茨木市にあるJICAの研修施設に戻って、視覚障害のある方から直接お話を聞く予定になっているようです。
 このような研修に来ていただくことは、芦間高校としても、大阪府としてもとてもいいことだと思います。たくさんの方に共生推進教室の様子を知っていただきたいと思います。大阪の特別支援教育は日本の中では進んでいるといえます。本校でも6人の生徒が楽しく学んでいます。彼らが障がいのない生徒から受けるよい影響だけでなく、彼らが障がいのない生徒に与えるよい影響の方が大きいかもしれません。
 今日の芦間高校での研修会が、それぞれの国のインクルーシブ教育に役立てていただければ大変うれしいことです。






大阪府立
芦間高等学校
歴代校長だより