815  総合学科はカフェテリア  2011年12月27日(火)
 昨日は大阪府教育センターで行われた教育フォーラムに出席しました。午前の部と午後の部の間にランチタイムコンサートがあり、東住吉高校芸能文化科・夕陽丘高校の音楽科の生徒による演奏とコーラスがありました。やはりふだんから専門的に練習しているので安心して聴くことができる演奏でした。東住吉や夕陽丘は特色ある府立高校の一つです。 芦間高校の特色は総合学科という点です。総合学科は府下に12校(府立10校、大阪市立2校)ありますが、それぞれ違った特色があります。芦間の特徴は、「系」と呼ぶ選択群にかかわらず自由に授業選択をすることができる点でしょう。最近説明会では食堂にたとえて説明しています。普通科は定食屋さん。一部のメニューが選択できますが基本的には全員が同じメニューです。先ほどの音楽科や芸能文化科、工業科、国際教養科などの専門学科は一品料理の食堂。たとえばとんかつ専門店。とんかつ以外のメニューはほとんどありません。総合学科はカフェテリアやバイキング形式の食堂です。たくさん並んでいるメニューの中から自分の好きなものを選ぶことができます。芦間は120種類ぐらいのメニューを用意しています。

814  冬休みに入りました  2011年12月26日(月)
 冬休みに入って、3年生は自習室で勉強していたり、チューターの先生に指導してもらっていたりで何人か来ています。1、2年生はグランドでソフトボール部と陸上部が練習している声が聞こえてきます。クリスマス前から急に寒くなって、入試を控えた3年生には体調管理が大変だろうと思います。風邪をひかないようにしてください。幸い今のところ流行が始まったインフルエンザやノロウィルス、マイコプラズマ肺炎などは芦間生で罹患した人はほとんどありません。大阪付近は明日の夜には上空の−6度の寒気がぬけそうなので、お昼は水曜日ぐらいから少し暖かくなりそうです。
 御堂筋や中之島は夜のイルミネーションできれいなようですが、クリスマスも大阪の町はあまり華やかな感じがしません。やっぱり不景気が続いているせいでしょう。クリスマスイブの日に用があって大正区へ出かけて平尾商店街(大正区は沖縄出身の方が多く、平尾商店街には沖縄の幟が出ています。沖縄の食材もたくさんあります)で沖縄のソーキそばを食べましたが、
商店街もむかしの歳末のあわただしさがありません。私の住んでいる八尾の商店街も、歳末になると注連縄や鏡餅の飾りを売る屋台がたくさんあったのですが、ここ数年なくなってしまって、注連縄や鏡餅の上のウラジロやミカンはスーパーで買うことが普通になってしまいました。ちょっとさみしいことです。
 私は今日の午後は出張ですが、明日の午前中まで出勤して、そのあとはしばらく休みます。この校長だよりは自分の家のパソコンでも更新できるようになっているので、休みになってからも続けたいと思います。


813  終業式が終わり、生徒は明日から冬休み  2011年12月22日(木)
 終業式が終わって、生徒は冬休みに入りました。今年は休日の巡りがよくて、18日間のお休みです。終業式では、次のような話をしました。
東日本大震災や紀伊半島の水害などの大きな災害があり、今年は「つながり」や「絆」ということばがよく使われました。芦間高校でも募金活動などで東北地方に少しは支援できました。大阪は幸い大きな災害に遭うことはありませんでしたが、上町断層や有馬高槻断層などのわずかのずれで大地震がいつ起こるかわかりません。また南海・東南海地震の発生確率は高く、芦間高校は淀川を逆流する津波の心配もあります。常にそういうことを念頭に置いてほしいということが1点。放射能汚染でまだ家へは戻れないところはたくさんありますが、災害に遭った地域でも、前を向いて進み始めているところもたくさんあります。誰でも、これまでのつらかったことをいつまでも引きずらずに、どこかの時点で気分を入れ替えて、明日はいいことがあるかもしれないという前向きな気持ちで進んでほしい。これは被災した人たちだけでなく、芦間生にもいえることです。というふたつの話をしました。続いての表彰伝達は、文書デザインコンテスト佳作1名、ワープロ検定1級合格3名、芸文祭書道入選1名、硬筆書写検定合格2名、高校生作文コンクール「テーマ絆」審査員特別賞1名、佳作2名、ピアサポーター認定1名、空手初段合格3名、近畿空手道選手権大会3位1名、北河内空手道大会3位1名、健誠会空手道選手権大会準優勝1名、西地区府立高校女子バスケットボール大会準優勝、曽我杯テニストーナメント3位1名、ブロック優勝、卓球部団体戦府5位とたくさんの生徒に賞状や認定証を渡しました。またまだ賞状はありませんが、1年生の男子が、日韓ジュニアスポーツ交流事業のテコンドーの部で優勝しています。たくさんの生徒が今年も活躍して、卓球部は月曜日から和歌山で近畿大会です。来年もたくさんの生徒が、様々な場面で活躍してほしいと思います。


812  成績会議  2011年12月21日(水)
 今日は午後から成績会議で、各学年の2学期の成績を全員で確認します。1学期の成績の悪かった人は、2学期に挽回できているでしょうか?成績のよかった人はさらに伸びているでしょうか?大きく落ち込んでいないでしょうか?成績はみんなそれぞれ悲喜交々ですが、よくなかった人は、何とか最後の3学期で挽回してほしいものです。明日の終業式で通知表が配られます。
 3年生はどんどん進学が決まってきています。このホームページの右側、「今日の一枚」という写真コーナーの上のピンクのバナーで速報を公開しています。合格状況は良好です。私も何人かAO受験の面接練習をお手伝いしましたが、しっかり受け答えができる生徒が多く、私が練習した生徒の半分以上が合格してくれました。京都産業大学の11人、龍谷大学の23人、摂南大学の19人が現在のところたくさん合格した学校ですが、これから先も続々と決まっていってくれることを期待しています。


811  情報センター  2011年12月20日(火)
 芦間高校には1階中央に情報センターというところがあります。生徒用にいすが置いてあり、飲料水の自動販売機も置いてあります。また、生徒の作成した論文(2年の総合学習で作成)も本棚に立ててあって、いつでもだれでも論文が見られるようになっています。いま情報センターではクラス写真や文化祭の写真などの展示・販売が行われています。休み時間や昼には生徒が気に入った写真を選んでいます。また、1年の情報Aで作成した作品の展示(コンテスト)もしています。生徒が授業中に作成した作品展示や生徒の役に立つ空間としてとてもよく利用されている空間です。情報センターとは呼びませんが、2〜4階の同じスペースには丸テーブルといすが置いてあり、生徒がにぎやかにお昼ご飯を食べたり、一緒に勉強したり、チューターの先生と勉強したりする姿がいつも見られます。大学などではカフェテリアなどがあるのでしょうが、高校ではなかなかそうはいきません。でも、生徒は楽しくおしゃべりできるホッとする空間です。
 授業も残すところ今日を含めてあと3日(終業式の日は、台風で休校になった日の補充授業)になりました。もう進路が決まった3年生はのんびりと、まだ決まっていない生徒はこれからの入試に向けて、1、2年生は3学期からの追い込みに、お正月をはさんで一息入れられる時間です。特に何か変わったこともないのですが、お正月というのはなぜかホッとする時間です。


810  クラブ員大清掃  2011年12月19日(月)
 先週金曜日、体育館や部室などクラブ員による大清掃を行いました。普段からきれいにしているつもりでも、どうしてもゴミや汚れはたまります。しかも共用の部室や体育館はどうしても大掃除をしないときれいになりません。毎年夏休み前、冬休み前と年度末の3回クラブ員総出で、部室、倉庫などを大掃除です。
 私は掃除はあまり好きではないので、机の上はいつも書類が山積みになっています。実際にはいらない書類も数多くあるのですが、何故か捨てずに残ってしまいます。いつも年度末にいらないものを処分するのですが、整理が悪いので必要な書類がなかなか見つからないということがよくあります。最近は断捨離ということばも流行していて、不要なものを捨てられない人は頭の悪い人であるような言い方もされますが、意外に捨ててから「しまった!捨てなかったらよかった!!」と後悔するものもあるのです。私は地理の教師なので、古い地図はほとんど残してあります。昭和50年代の道路地図などはもう今ではほとんど手に入らず、骨董的価値は0ですが資料的価値はかなり高いと思います。


809  10周年行事のお礼  2011年12月16日(金)
 2学期もあとわずかになりました。10周年行事、修学旅行という大な行事も無事終わり、あとは来週の成績会議と終業式を残すのみです。終業式が終われば、ちょっと一段落というところです。年が明けると3年生はセンターテストが待っている生徒がたくさんありますし、入試や卒業式とだいじな行事が続きます。
 ところで、先日の10周年行事では前期、後期の生徒会が一緒になってとてもよくがんばってくれました。「芦間は生徒がつくる学校」だから、公式セレモニー以外の行事を生徒に任せたのですがとてもよくやってくれたと思います。生徒会の人たちにお礼が言いたかったのですがなかなか前期後期の役員が集まる機会がなく、ようやく昨日、生徒会の人たちにお礼を言うことができました。明日は後援会、同窓会、PTAの方に集まっていただいて最後の記念行事の委員会を開催し、次の20年、30年に向けて反省会をしようと思っています。たくさんの方の協力によって、10周年行事を終えることができました。ありがとうございました。昨日の職員会議でも先生方にお礼を言いました。10周年記念で設置が決まった書道教室のエアコンも近いうちに工事が始まります。書道教室をうまく運用すれば、書道の授業だけでなく他のことにも活用できると思います。



808  発掘調査を見学  2011年12月15日(木)
 私の前任校である八尾翠翔高校のグランド南側に遊水地を造成するための工事が進んでいるのですが、現在その場所を文化財保護課が発掘調査をしています。そこから耕地跡の遺跡が見つかり、その説明会があると八尾翠翔の校長先生から連絡をいただきました。一般の説明会ではなく、八尾翠翔高校の関係者や生徒を対象としたもので、私も見学させてもらいました。
八尾翠翔高校は高安山の麓にあり、太古には河内湖(縄文〜弥生前期には大阪平野は河内湖という浅い湖でした)のほとりにあり、陸化はかなり早くから進んでいました。大和川が1704(宝永元)年に現在の流路に付け替えられるまでは、何度も氾濫を繰り返し、その痕跡も地層を順に剥いでいくとわかるそうです。おもしろいのは、江戸時代には河内地域は嶋畑(しまばた)(この付近では掻揚田(かきあげだ)や半田(はんでん)と呼びます)と呼ばれる高い畝をつくる農作が盛んで、高い畝の上には綿花(河内木綿)、畝と畝の間の低いところには稲が栽培されるという、非常に集約的な農業が行われていました。もちろん綿も稲も商品として船で大阪に運ばれ換金されたので、河内はとても生産力の高い都市近郊農村でした。発掘の断面を調べると、地層が高く盛り上がっているところが何か所もあり、それが島畑の痕跡であるということでした。島畑ということばは知っていましたが、実際に島畑を見たのは初めての経験で、ちょっと興奮しました。ほかにも鎌倉時代の食器(瓦器茶碗)や砥石なども出土しています。古代の条里制による、土地区画も非常にきれいに発見され、もっと堀り下げると古代の集落跡などが見つかるかもしれません。ただ、遺物があまりないので、地層の時期の特定にはまだ時間がかかるようです。


807  ブリーズ1年の職場実習が終わりました  2011年12月14日(水)
 1年生ブリーズ生の職場実習が先週終わりました。パナソニックエコシステムズの特例子会社、ABCクラフト、ターナーの3社で実習をさせていただきました。おもに絵の具をつくっておられるターナー色彩は昨年も実習させていただいた会社ですが、他の2社は今年が初めてなので、ご挨拶に伺いました。パナソニックエコシステムズでは、小さい部品の数を数える作業をしていました。またABCクラフトではあべのキューズモール店のバックヤードの仕事をしていました。3人ともまじめな生徒なので、ご挨拶に伺っても「まじめに実習してくれています」というお褒めの言葉を頂戴しました。たまがわ高等支援学校では清掃や販売の実習をしていますが、実際に今動いている職場に行って実習をしてみることは、学校で学んでいることとはまた違っているだろうと思います。自分がどのような仕事に向いているのか、向いていないのかを職場実習を体験することで確認していってほしいと思います。2年生は2週間の職場実習がありますが、3年生になると具体的に就職を考える必要が生じます。それまでにいくつも体験して、社会に出て働くことを学んでいってほしいと思います。
 実習をさせていただいた会社には感謝申し上げます。ありがとうございました。


806  修学旅行お疲れ様でした  2011年12月13日(火)
 修学旅行は結局ずっと曇りか雨でした。大陸から高気圧が張り出し、寒気が降りてくると、沖縄は水温が高いので雲が発生して雨になるようです。私たちが到着する前も、晴れたのは1日だけ、私たちが帰った後もずっと曇りか雨です。水温は28度もあって、海の中の方が暖かいので、バナナボートの後も海の中で待っていた生徒もあるようです。
 天気は悪かったですが楽しい体験をした生徒も多かったようです。サトウキビから黒糖をつくる体験、かぼちゃを使ったサータアンダギーつくりなど農家の方と話をして別れを惜しんでいる生徒もたくさんありました。これから先、宮古島を再び訪れることがある生徒もいるでしょうが、このような地元の農家の方とのふれあいは観光に行ってリゾートホテルに泊まるだけでは味わえません。その点でもよい体験ができたのではないかと思います。
 それにしても、沖縄は「歌の島々」だと実感します。最初の夜、生徒がどうしているのか見に「琉球の風」というライブハウスに行きました。生徒もたくさん農家の方に連れられて見ていましたが、子どもたちのエイサーなどの後、カチャーシーになると、今まで椅子に座っていた人もみんな席を立って踊り出すというのは沖縄ならではの光景です。バスの運転手さんが三線をもっておられて、生徒の見学待ちの時間には三線を弾いておられ、ガイドさんも三線の練習をされていたり、みんなが歌でつながっているようでした。
生徒も教員もちょっと疲れましたが、楽しい宮古島でした。 
 授業は木曜から、旅行気分が早く抜けるか?

805  明日は最終日  2011年12月12日(月)
 いよいよ修学旅行も終わりです。天気はよくありませんでしたが、生徒は楽しんだと思います。少し熱が出た生徒もありますが、今日早く寝たので明日はみんな一緒に動けると思います。
 最後の全体レクも二人三脚ゴーヤ競争は6組の、ゴーヤ作成は3組が優勝し賞品をゲットしました。ゴーヤそのものではなく、ゴーヤチャンプルーにしたアイディアの勝利でしょうか。
 明日は東平安名崎見学と工芸体験で、大阪へ帰ります。お疲れ様でした。明日はパソコンがないのでこの校長だよりはお休み(写真縮小がうまくできないので、明日写真だけ更新します)ですが、明日の様子も9期生のページで更新します。お疲れ様でした。

804  3日目終了  2011年12月11日(日)
 今日も朝から天気が悪く、肌寒いのでマリン体験を心配しましたが、海水温は28度もあるそうで「海の中のほうがぬくい!」と生徒は叫んでいました。ホテルの前の前浜ビーチでバナナボート(これがもっとも好評、写真の後ろのほうでボートに引っ張られているのがバナナボートです。必ず1回は海へ振り落とされます)、バスで20分ほどのシギラビーチでシュノーケリングとシーカヤック、その少し手前のドイツ文化村の前の入り江でグラスボートと4種類のアクティビティを経験しました。急遽変更したメニューもあるので、少し心配でしたが4時過ぎに全員無事にホテルに帰ってきました。しんどいので休んでいる生徒も何名かありますが、7時からの全体レクレーションには参加できるようです。グラスボートでは海がめ(ちゃんと自然に棲息している亀です)を見ることができたクラスもあったようですが、風が強く少し揺れる船で外をじっと見つめているので酔った生徒も多かったようです。これから食事、レクレーションのことはまた後で。

803  修学旅行2日目−2  2011年12月10日(土)
今日も一日曇り空でたまに雨が降る天気でしたが、生徒は農家体験でそれぞれ楽しい思い出を作ってくれたようです。サトウキビをかじった生徒や初めてカタツムリを見たと喜んでいる生徒もいました。次に宮古島へ来てもまた同じ体験はできないと思うので、貴重な一日だったと思います。サルカの会(農家体験をさせてくださる農家の方々の会)の皆様、たいへんありがとうございました。離村式のときに名残惜しそうにしている生徒もたくさんありました。その後、1,4,6組は池間島へ、2,3,5組は砂山ビーチ、池間島の順にバスで観光しました。天気はよくありませんでしたが、何とか雨も降らず(池間島のバス乗車の直前にザーッと降りましたが)クラス写真もとることができました。長い、美しい弧を描く池間大橋をバックに強風の下、記念写真を撮りました。雨より風が強いので、明日のマリン体験はグラスボートとヨットをやめて別メニューにしました。ちょっと気温も低いので風邪をひかないように気をつけないといけません。

802  修学旅行2日目  2011年12月10日(土)
 おはようございます。今日は昼過ぎまで農家体験です。少し体調の悪い生徒もいるようですが、大丈夫だと思います。雨でなければ、サトウキビからとったジュースから大釜で砂糖を作る体験をさせてもらうチームもあるようです。
 今日から生徒が泊まるホテルの前の前浜ビーチです。白い砂浜が続いています。遠くに見えるのは隣の来間島へ渡る来間島大橋です。雲が厚いですが、雨は降っていません。

801  修学旅行1日目  2011年12月09日(金)
 大阪は寒い日でしたが、那覇は17度でかなり暖かく感じられました。宮古島へは那覇で乗り換えて約1時間弱、北風が強く小雨でかなり寒く感じました。今日は農家体験の入村式で、晴れていれば外の駐車場でするのですが、小雨のため体育館で行いました。ホストファミリーの方がたくさん迎えに来ていただいて、生徒はそれぞれのご家庭に分かれて今日は農家民宿です。サトウキビもかなり大きくなっていますし、牛やヤギを飼っておられる農家もあります。明日はどのような体験をするのでしょうか?
 農家の方にお話を聞くと、昨日は今日より気温が7度も高く、半袖で十分だったそうです。明日は晴れてほしいものです。

800  明日から修学旅行  2011年12月08日(木)
 2年生は明日から修学旅行です。天気が心配ですが、何とかなるでしょう。修学旅行の様子はホームページの「9期生だより」(右の段の上から2番目のバナー)で更新したいと思いますので、そちらをご覧ください。今日の結団式からすでに更新しています。
 テスト終了後柔道場で結団式を行いました。付添の先生方だけでなく、旅行者の方、写真屋さんにも来ていただいて、全員に紹介し、だいじな注意事項などを伝達しました。けがや病気をしないでみんな元気に宮古島修学旅行を楽しんでほしいと思います。また、しおりの作成だけでなく、レクリエーションの企画など修学旅行を運営してくれる修学旅行委員も紹介しました(写真)。
保護者の方にいくつかお願いです。@1泊目は宮古島の農家で分宿、2泊目からはホテルですが、3日目にはシュノーケリングなどの海での体験メニューがあります。できるだけ早く寝るようにして、農家での体験や海での体験に体調を崩さないようにしたいので夜遅くの携帯での生徒への連絡は、緊急の場合を除いてできるだけご遠慮ください。A現地で飲むことはないと思いますが、生徒にはお土産に酒類を買うことを禁止しています。ので、お土産に「泡盛」というような注文をしないでやってください。
この旅行は、明日の集合時間が大阪空港7時40分と早く、最終日の帰着が大阪空港20時35分とかなり遅くなります。家を出るのも帰着するのも暗い時間帯になりますが、あらかじめご了解ください。


799  晴れたらいいのですが  2011年12月07日(水)
 明日でテストが終わって、明後日から2年生は修学旅行です。宮古島ですが、天気予報を見るとあまり天気はよくないようです。晴れた青い海と暖かい気温になればいいのですが・・・・・・。今年は私も付き添いで行くので、現地からその日の様子を報告します。1〜2日目は農家での宿泊で、泊ったお宅の農業体験です。中学校の修学旅行で農業体験をした人もあるようですが、宮古島での体験はおそらく初めてだろうと思います。サトウキビから黒糖をつくるところを見ることができればおもしろいと思いますが、サトウキビ農家に泊まる人は何人いるでしょうか?クリアな青い空の下、ザワワザワワと鳴る広大なサトウキビ畑が見られるといいのですが。
 ところで、空気がクリアだと遠くを見渡すことができます。富士山がどこから見えるのかという「富士山可視マップ」という地図があります。それによると和歌山南部の那智山付近から見ることができるのが、富士山を最も遠くから見ることのできる場所だそうです。先週の日曜日伊勢へ行く用事があって、帰りに志摩の横山という山の展望台へ上りましたが、そこから富士山が見えました(写真の右寄りに雪をかぶった富士山が写っているのですが、この大きさではよくわかりません)。北東の方角に約200km、年に何回か空気のクリアな日に見ることができるそうです。そんなめったにない晴れ体験をしたのですから、宮古島も晴れさせたいものです。


798  先週金曜は学校保健委、土曜日はPTAパソコン教室  2011年12月06日(火)
 先週金曜日は学校保健委員会を開催しました。今年度の保健部の取り組みや生徒の状況について資料とパワーポイントを使って説明しました。保健室への生徒の来室件数は減少していますが、「心の健康」に関わる案件での来室はあまり大きく減少していません。これは本校だけの現象ではなく、どこの学校でも似たような数字を示すのではないかと思います。様々な悩みなどを抱えて、抱えきれなくなっている生徒がある一定数いるということです。本校でも保健室だけでなく、生徒相談体制を整えています。保健室や相談室を積極的に利用してほしいと思います。また、今年度は守口保健所とタイアップして、生徒の食育ということについて調べています。これについては学校三師の先生方からもコメントをいただきました。歯科校医の矢入先生の第一大臼歯と誤嚥の関係というお話はなるほどそうかと思います。物を飲み込む時に、必ず奥歯をかみ合わせます。奥歯がないと誤嚥になりやすいのだそうです。キーになる歯を大切にしなければならないことは、生徒にも話そうと思います。
 土曜日はPTAのパソコン教室が開催され、WORDを使って年賀状づくりをしました。来年は辰年、十二支のうち唯一架空の生物です。けっこうかわいらしい龍がたくさんできあがりました。龍というのは鹿、蛇、鯉、ラクダ、鷹、虎などを組み合わせて中国で作られた生物で、必ず珠を持っており、喉の下に逆鱗があります。ここに触れると「逆鱗に触れる」といって怒るのです。中国の唐の時代には龍が天から降りてきたときにもてなすことを仕事とする待龍吏という官職があって、龍が降りてこない間は何もせずただ給料だけをもらっていたという話があります。ちょっと魅力的な職です。今あったら、まず最初に整理の対象になっているでしょうね。


797  来週から1年ブリーズは職場実習  2011年12月01日(木)
 共生推進教室(ブリーズ)の1年生は月曜日から初めての職場実習が始まります。1週間という短い期間ですが、社会に出てからの自分の力を試すよい機会になるだろうと思います。
本校の共生推進教室には現在2年生、1年生各3人ずつ6人が学んでいます。2月の入試で新入生3人を迎えて、合計9人が学ぶことになります。
障がいがあるとかないとかに関わらず、皆が一緒に学ぶというかたちは本校ではうまく機能していると思います。それは、障がいのない生徒であっても、それぞれが多かれ少なかれ何か身体の問題や心の問題を抱えているわけですから、みんな一緒だと感じているからだろうと思います。修学旅行に参加する2年生の健康調査でも、アレルギーがあったり、持病をもっていたり何かを抱えている生徒は多いのです。修学旅行で、今よりもっとブリーズの生徒がみんなに溶け込んでくれればいいなと感じています。芦間の生徒には「他人をおもいやる力」が十分に備わっていますから、うまくいっているのだろうと思います。
そのようなインクルーシブ教育に加えて、重要なことはブリーズ生の進路です。職場実習先はなんとか見つけることができましたが、就職先となるとなかなか難しいものです。これから時間をかけて就職先を探さねばなりませんが、見つけやすくするためにも、職場実習で学校以外での自分の力を発揮する訓練をしっかり積んでほしいと思っています。






大阪府立
芦間高等学校
歴代校長だより